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世界中のF1マニアが注目していたであろう、ウィリアムズのオークション。輝かしい歴史を持つウィリアムズの歴代マシンの一部がオークションにかけられるとあって、F1マシンを買うお金などない自分も大いに注目していた。92年にF1を見始めたときに応援してたのがFW14Bに乗るマンセルだったし、翌年にプロストがドライブしたFW15Cも大好きなマシン。ロスマンズカラーもかっこよかったなぁ。一番好きなF1チームはウィリアムズかもしれない。 それはいいとして今回のオークション、匿名のコレクターが全て買い占めてしまったためにオークション開始前に終了してしまったらしい。総額は幾らだろうか。数億円じゃ足らないんじゃないかなぁ。できればオークションでそれぞれの品物に幾らの値段がつくか知りたかったな。でもどんなものが出品されているかぐらいは知ることができるので、オークション主催者のBonhams(ボナムズ)のサイトをのぞいてみた。 いや〜、たまげましたね。鼻血出して倒れるかと思った。パーツでは94年アデレードの決勝でD・ヒルがM.シューマッハーとクラッシュした時のフロントウィッシュボーン(英語に自信がないけどたぶんそう)や、88年のジャッドV8などマニアにとっては「泣ける」ものから、カウルやレーシングスーツなど多数ありました。マシンはそれぞれの概要をまとめました。 1:Williams HONDA FW09B-09(1984)/J・ラフィがシーズン終盤のヨーロッパGPとポルトガルGPでドライブ。 2:Williams HONDA FW10B-06(1985)/N・マンセルが9戦でドライブ、2勝・1PP・1FL。 3:Williams HONDA FW11B-08(1987)/N・マンセルが2戦でドライブし1勝、N・ピケが最終戦オーストラリアGPでドライブ(決勝リタイア)。日本GPのスペアシャシー。ピケがチャンピオン獲得。 4:Williams HONDA-Williams JUDD FW11C-07(1987-88)/N・マンセルとR・パトレーゼが87-88年の冬のテストで使用。FW11Bを改造し、ジャッドエンジンとリアクティブサスのテストを行った変わり種マシン。 5:Williams JUDD FW12-01(1989)/N・マンセル、M・ブランドル、J・L・シュレッサーが14戦で使用、2位が1回。 6:Williams RENAULT FW13B-06(1990)/R・パトレーゼが7戦でドライブ、サンマリノGPで優勝(確か6年ぶりの勝利)。 7:Williams RENAULT FW14-02(1991)/N・マンセルが6戦でドライブし2位2回・2FL。フランスGP以降最終戦までスペアカー。パトレーゼ仕様。キャメルロゴなし。 8:Williams RENAULT FW14B-08(1992)/N・マンセルとR・パトレーゼが14戦でドライブ、マンセルが開幕5連勝・モナコで伝説となったセナとのバトルを演じ、パトレーゼがエストリルで空を飛んだ時のマシン。その時にモノコックを損傷したためショーカー仕様になっている。年間9勝・14PPの新記録でマンセルが初のチャンピオンに輝いた。 9:Williams RENAULT FW15C-04(1993)/A・プロストが9戦でドライブ、6勝・8PP・3FL。プロストがタイトル獲得。ハイテクマシンの申し子。 10:Williams RENAULT FW16B-05(1994)/D・ヒルが9戦でドライブ、4勝・1PP・4FL。シーズン途中から投入された改良型。イギリスGP以降の全GPでドライブ。鈴鹿での劇的な勝利もアデレードでのクラッシュもこのマシンによる。カナダ・フランスGPでスペアカー。カーナンバーなし。 11:Williams RENAULT FW17-03(1995)/D・クルサードがモナコGPでドライブ。開幕戦からカナダGPまでのスペアカーとして使用された(モナコもレースカーからの乗換え)。カーナンバーなし。 12:Williams RENAULT FW18-01(1996)/D・ヒルが開幕3戦でドライブ、3勝・2PP・1FL。ヒルがタイトル獲得。J・ビルヌーブと合わせて12勝と圧倒的な速さを誇った。 13:Williams RENAULT FW18-05(1996)/J・ビルヌーブが6戦でドライブ、ヨーロッパGPでの初勝利を飾ったマシン。2PP。カーナンバーなし。 14:Williams RENAULT FW19-02(1997)/H・H・フレンツェンが開幕3戦でドライブ、予選2位2回、1FL。J・ビルヌーブがタイトル獲得。カーナンバーなし。現在のところウィリアムズ最後のチャンピオンマシン。 15:Williams Mecachrome RENAULT FW20-06(1998)/J・ビルヌーブが4戦でドライブ。1P獲得。BMWウィリアムズカラーに塗り替え。 16:Williams Supertech RENAULT FW21-05(1999)/CARTチャンピオン、A・ザナルディが14戦でドライブ。ポイントを挙げられずこの年限りでチームを去る。 17:Williams BMW FW22-04(2000)/この年デビューのJ・バトンが15戦でドライブ。ポイントを稼ぐ。BMW復帰後、最初のマシン。 18:Williams BMW FW23B-08(2001)/この年デビューのJ・P・モントーヤが3戦でドライブ、アメリカ同時多発テロ直後のイタリアGPではポール・トゥ・ウィンでF1初勝利を飾る。 19:Williams BMW FW24-02(2002)/J・P・モントーヤが3戦でドライブ、2位2回2FL。 20:Williams BMW FW25-07(2003)/R・シューマッハーとM・ジェネが8戦でドライブ、2勝1PP。 84年以降、86年を除いて全てのマシンが出品されていました。どれも歴史的に貴重なマシンばかり。どれか1台を選ぶとしたらFW14Bかな。FW15Cも捨てがたいんだけど。自分としてはマシンもF1の魅力の一つなので、何号車が誰のドライブでどのグランプリを走ったかなどのデータは非常に興味深い。F1マシンを買うなんてマニアにとって究極の夢だよね。特にウィリアムズはマクラーレン同様マシンを外部に出さないし。 本物のF1マシンが欲しいけど、とりあえずはカルツォの1/18 FW14Bで我慢します。 |
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