|
北陸新幹線沿線の金沢、高岡、富山、上越、長野、高崎の6市による観光推進会議が発足した。関東の高崎市が入っているのが会の特徴だろう 高崎の東隣に富岡市がある。明治初期のレンガ造りの製糸工場が世界遺産暫定リストに入ったことで知られるが、加賀藩と縁の深い上州七日市藩があった街で旧藩邸が一部残っている。前田家16代当主利為(としなり)の生まれた藩だから北陸との縁は相当に深い 新幹線の金沢開業時には、こんな旅をしたいと思っている。まず東京まで一直線に行く。帰りは先の各都市に途中下車して、ひとつひとつ歩いて回るのである。新幹線「各駅停車の旅」も乙なものだろう。もちろんその時まで元気にいられたらの話だが 先日、そのルートを先回りで巡って来た。富岡製糸工場の説明員は石川も富山もよく知っているといい「金沢の尾山神社の近代的な神門は、ここの工場のノウハウを持ち帰った人が設計した」と話が弾んだ 信州に入ると旧北国街道の海野宿に、見事な宿場町が復元されて大にぎわい。歴史のつながりを感じさせた。各都市は既に走りだしているのが鮮明だった。
|