経済
ツクモが経営破綻 なぜ、黒字なのに倒産するの?
去る10月30日、秋葉原で人気の老舗パソコンショップ・九十九電機株式会社(以下ツクモ)が民事再生法の適用を申請し経営破綻した。とはいえ、ツクモは300億円以上の売り上げ高を誇り黒字経営を続けていた。
今年に入り、311億円もの純利益を上げていたアーバンコーポレーションなどをはじめ、2008年の上場企業の倒産は11日時点で13社にも上る。
この「黒字倒産」だが、一体どういうことなのか? 簡単に言うと、「財務諸表上は利益が出てきるのにもかかわらず、手元のキャッシュが不足してしまったために会社が存続できなくなってしまい倒産してしまう」こと。(マネー辞典m-wordsより)
会社間の大きな金額のやり取りは現金でやり合うことは滅多になく、売り上げが現金になるのは数ヶ月先になる場合が多い。帳簿上で黒字が出ていようと「売り上げの現金化」を待っている間に現金が不足してしまうことで、現状の支出が出来なくなる。その間も運転資金や従業員への給与支払いは常に発生するため、倒産するしか無くなってしまうということである。
黒字倒産は不動産関連業社に目立つが、米国発のサブプライム問題が国内に波及、不動産不況が深刻化しているためだ。この問題を回避する手段として「キャッシュフロー経営」が有効とされる。
現金の支出を管理し、手元に資金を必ず残した上で無理の無い経営をしようというもの。これは、個人の資金管理にも言えることであり、不況下でいかに生活防衛するかの教訓でもあろう。
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