日本語を勉強したい若者たちは、三分の一はアニメや漫画に興味をもったからだといいます。外国語を勉強しようとする動機は多種多様で、勉強の方法もさまざまありますが、結局は単語を覚えそれが活用できるかどうか、に尽きます。
ではどう覚えるか、その国の何にでも関心を持ち、好奇心の塊になって相手の懐に飛び込んでいくこと。
「自由、平等、博愛」という言葉が人々の共感を得て久しい。
でも、現実は国家間、民族間の差別、貧富の格差など、平等からも自由からもますます遠ざかっているという実感があります。そこには「博愛」は成り立ちようもない。まず、相手を深く理解し尊重しあうこと、そこから始めましょう。この仕事が、そんな行為の出発点になれば幸いです。 (塩見敦郎)