ヘルシンキ――フィランド航空の広報担当は20日、バンコク発ヘルシンキ行きの自社便で、スウェーデンの女性乗客がカザフスタン上空で出産したと述べた。AP通信によると、機内に医師2人、看護師2人が乗り合わせており、通信衛星で医療施設と連絡を取りながら、出産を助けた。
母子とも体調に異常はなく、ヘルシンキ空港に到着後、別の医師の診断を受けた。
同機には乗客227人がおり、飛行時間は約11時間だった。
フィンランド航空機の機内で出産劇が起きたのは初めてとし、同航空は女性の一家にバンコクまでの航空券を贈呈することを決めた。