Print this Post Article Lists Back

朝鮮王朝儀軌、高麗大蔵経板がユネスコ世界記録遺産に

 「朝鮮王朝儀軌」と「高麗大蔵経板」が14日、ユネスコ世界記録遺産に登録された。ユネスコはこの日、南アフリカ・プレトリアで開かれた第8回世界記録遺産国際諮問委員会で、この両記録物を世界記録遺産に登録することを決定した。今回、世界記録遺産となった「高麗大蔵経板」には、「八万大蔵経板」を含め、陜川の海印寺に保管されている経板すべてが含まれる。

 世界記録遺産は、1992年にユネスコが歴史的・文化的価値が高い記録物を保存するため制定した制度。世界記録遺産に登録されると、ユネスコから保存管理のための補助金や技術支援を受けることができる。現在、全世界59カ国の記録物120件が世界記録遺産に登録されている。

 国別に見ると、オーストリアとドイツがそれぞれ9件と、最も多くの世界記録遺産を保有している。韓国の記録物としては、これまでに「訓民正音」や「朝鮮王朝実録」、「承政院日記」、現存する世界最古の金属活字本である「直指心体要節」が登録された。今回、「朝鮮王朝儀軌」と「高麗大蔵経板」が追加されたことにより、韓国の世界記録遺産は計6件に増えた。

慎亨浚(シン・ヒョンジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る