岡山放送局

2008年11月21日 12時39分更新

10月倒産 負債総額横ばい


岡山県内の先月の企業の倒産件数は13件と前の月より減りましたが、負債総額は1件当たりの負債額が大きかったため、ほぼ横ばいとなっています。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、先月の県内の企業の倒産件数は13件で、前の月に比べて5件少なくなりました。

しかし、負債総額は29億6200万円と、前の月に比べて1800万円多くなっていて、これは1億円以上の負債を抱えた倒産が4件にのぼったことなど、1件当たりの負債額が大きかったためだということです。

倒産した企業を業種別にみますと、建設業が5件と最も多く、次いで小売業が3件、製造業が2件となっています。

信用調査会社では、「消費の低迷と金融危機によって資金繰りが困難となった建設業者や不動産業者が倒産するケースが相次いでいる。国などの支援はあるが、現在の厳しい経済情勢が長引くという見方もあり、年末にかけて事業の継続を断念する企業が出てくるおそれがある」と話しています。