岡山放送局

2008年11月21日 12時39分更新

ろう学校100周年で作品展


耳に障害がある子どもたちが学ぶ県内で唯一の県立のろう学校が創立100周年を迎えたのを記念して、在校生や卒業生の絵画や木工品などを集めた展示会が21日から岡山市デジタルミュージアムで始まりました。

創立100周年を迎えたのは岡山市にある県立岡山聾学校で、21日は展示会に開会に先立って、学校の関係者などおよそ80人がテープカットなどをして開催を祝いました。

会場には卒業生や在校生、それに保護者などの絵画や木工品などの作品およそ250点が展示されています。

このうち高等部3年生の小野圭一郎さんの水彩画の作品「伝説の魚の深海への旅立ち」は、巨大な魚が悠然と泳ぐ姿をおよそ1か月かけて描き上げたものです。

また、昭和35年に卒業し、現在は版画家として活躍する安藤昌平さんの作品は、大胆な色使いで蒜山の雪景色を描いています。

卒業生のなかには、芸術やデザインなど専門性を生かした仕事をしている人も少なくないということです。

この展覧会は今月27日まで開かれています。