「ＮＥＷＳ２３」終了でみのもんたはどう動くのか

●条件面で衝突！？

　みのもんた（６４）の動向に注目が集まっている。

　ＴＢＳが「ＮＥＷＳ２３」を来年３月いっぱいで打ち切り、代わりに午後６時から２時間の報道情報番組を立ち上げて“報道のＴＢＳ”の看板を復活させる案を計画しているためだ。新番組は実質的に何度も取りざたされてきた「夜ズバッ！」にあたり、みのが「朝ズバッ！」からキャスターにスライドするとみられているのだが……。

「これまでみのは『夜ズバッ！』に意欲を見せてきましたが、ここにきて出演を快諾するか微妙な状況になっている。みのとＴＢＳ側の条件面での希望が異なっていて、折り合いがつかないことが理由のようです」（ＴＢＳ関係者）

　まずは放送時間帯と内容だ。みのの最終目標はニュースキャスターを務めることとされ、夕方ではなくニュースの王道の夜の時間帯を希望していたようだ。

「みのには立教大の後輩である古舘伊知郎に負けないという自負もあり、夜の時間帯でガチンコ勝負をしたいのでは。また、新番組が報道局主導ではなく、制作局の担当になるといわれ、『朝ズバッ！』と大差のない“情報番組”になる可能性があります。これだとみのの肩書は“司会者・タレント”のまま。納得がいかないのでしょう」（前出のＴＢＳ関係者）

　また、みのが“キャスター”として出演する場合、報道内容の公平性を担保するため、出演中のＣＭをどうするか考えなければならない。

　さらに最終的にギャラの問題も浮上しそうだ。

「ＴＢＳが新番組を立ち上げる狙いには制作費のカットも含まれています。そのため、現在『朝ズバッ！』の３時間でみのに払っている５００万円前後のギャラも約半分に縮小したい。みのが“ダンピング”交渉に応じるかどうか……」（マスコミ関係者）

　新番組成功のカギはみのが握っている。どう決断するのだろうか。

（日刊ゲンダイ2008年11月18日掲載）