岡山放送局

2008年11月20日 21時16分更新

「汚染米」問題補助金の審査委


農薬に汚染された米が不正に転売された問題で、こうした米の流通に関わっていたとして公表され売り上げが落ち込んだ会社に補助金が支給されることになり、審査を行う委員会が設けられました。

この委員会は、岡山市にある中国四国農政局が外部の有識者に委嘱して設けたもので、20日は税理士や弁護士など5人が集まりました。

農林水産省は、農薬に汚染された米の流通に関わっていたとして公表した会社で、売り上げの落ち込みなどが起きたのを受けて、補助金の支給を決め、委員会は個別の企業について支給の審査を行います。

20日の会合では中国四国農政局の武石徹・次長が、補助金の対象となるのは商品の回収や廃棄にかかった経費や、売り上げの減少による利益のマイナス分、それに運転資金を借り入れた際の利子分であることを説明し、「それぞれの会社が支給の対象として適切かどうか判断をお願いしたい」と述べました。

中国地方と四国で農薬に汚染された米の流通に関わったとして公表された会社は合わせて26社にのぼり、委員会では今後、会社からの申請を受けて個別の審査を行います。