世界のトッププロが熱戦を繰り広げるダンロップフェニックストーナメントが、開幕しました。賞金総額2億円、優勝賞金4000万円をかけたダンロップフェニックストーナメントには、国内外のトッププロ84人が出場。注目の石川遼は、序盤から積極的に攻め、18番ロングホールでは、ピン奥1メートルにつけ、見事、イーグル。1オーバー、34位タイで初日を終えました。ディフェンディングチャンピオン、イングランドのイアン・ポールターは、寒さのためか、本来の調子が出せず、2オーバーの46位タイでホールアウトしました。一方、フェニックス初出場の延岡市出身、甲斐慎太郎は、4オーバー68位タイで初日を終えました。4アンダーの単独トップに立ったのは、オーストラリアのポール・シーハン。1打差の2位タイには、ヘンリク・ステンソンや鈴木亨ら7人がつけました。
20日の県内は、各地で今シーズン一番の冷え込みとなり、宮崎市では、初霜と初氷も観測されました。20日の宮崎県地方は、上空に冷たい空気が流れ込んだことや、放射冷却の影響で気温が下がり、各地で真冬並みの寒さとなりました。最低気温は、美郷町神門で氷点下3度、五ヶ瀬町鞍岡で氷点下1度9分、また、日向市では、観測史上初めて11月に0度を下回るなど、各地で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。また、宮崎市では、最低気温が1度まで下がり、初霜と初氷が観測されました。宮崎市での初霜は、平年より2日早く、初氷は、平年より9日早いということです。21日は、いくぶん冷え込みは弱まる見込みですが、寒さの厳しい状態はしばらく続きそうです。
ヤクルトスワローズからドラフト1位で指名された宮崎商業の赤川克紀投手が20日、ヤクルトと仮契約を結びました。赤川投手は、20日、両親とともに、宮崎市内のホテルを訪れ、ヤクルトのスカウト部長らと契約交渉に臨みました。その結果、いずれも、推定で、契約金8000万円、年俸800万円で仮契約を結びました。(赤川克紀投手)「プロの世界に、また一歩ずつどんどん近づいているなと自分では感じている。早く1軍のマウンドに上がって、投げていきたい」ヤクルトは、「エースピッチャーとして、長く活躍してほしい」という思いを込めて、赤川投手に、横浜ベイスターズの工藤公康投手と同じ、背番号47を用意しました。将来性だけでなく、即戦力としても期待されている赤川投手。現在、走りこみや遠投を毎日行っているということで、調整が順調に進めば、年明けの春季キャンプは、1軍スタートとなりそうです。
宮崎市で秋季キャンプを行っていた福岡ソフトバンクホークスが、20日、キャンプを打ち上げました。秋山新監督のもと、V奪回を目指す福岡ソフトバンクホークスの秋季キャンプは、11月27日から、宮崎市の生目の杜運動公園で行われました。キャンプ最終日の20日は、川崎宗則選手や野尻町出身の井手正太郎選手などが、軽めの練習で汗を流しました。そして、最後に、全員で一本締めをして、キャンプを打ち上げました。(秋山幸二監督)「80点くらいは間違いなくいっている。残りの20点の部分は、技術の部分でまだまだ習得できないところがあると思うので、この2か月間を有意義に使って欲しい」今シーズン、最下位に終わった福岡ソフトバンクホークス、来シーズン、6年ぶりの日本一を目指します。
国から海中公園として指定されている宮崎県の沿岸、12か所の海域で、半数以上のサンゴが失われていることが、MRTの独自調査で明らかになりました。県内で、海中公園として、保護区域に指定されているのは、延岡市の南北浦海中公園に6か所、さらに、日南市の日南海中公園に6か所の、合わせて12か所です。MRT報道部では、今年7月からサンゴ取材班を結成し、地元ダイバーとともに水中取材を実施。1966年に行われた海中公園指定のための調査資料をもとに、現状を調べました。その結果、12か所の海中公園指定区域のうち、8か所で、以前確認されていた大規模なサンゴの群落がほぼ消失していることが分かりました。残り4か所でも、感染症や、錨によって壊れたと思われる被害が確認されました。(グリートダイバーズ・福田道喜さん)「昔を知っている人たちが見れば、なんだこれはと思うと思います。それくらいすごく減っている。」サンゴが失われた原因は特定できていませんが、消失規模が大きいため、来年1月、福岡大学などから研究者が宮崎を訪れ、原因の調査を始めることになっています。MRTサンゴ取材班は、21日から静岡県で開かれる日本サンゴ礁学会に出席し、調査結果を発表することにしています。
4人が死傷した、航空大学校の訓練機墜落事故の控訴審です。一審で実刑判決を受けた元整備士に対し、福岡高裁宮崎支部は、一審判決を支持し、控訴を棄却する判決を言い渡しました。判決を受けたのは、旧小松ゼノアの元整備担当者、四方貞利被告60歳です。この事件は、平成15年、宮崎市で、航空大学校の訓練機が墜落し、3人が死亡、1人が重傷を負ったもので、四方被告は、「エンジンの部品を適正につけなかった」などとして、業務上過失致死傷の罪で起訴されていました。一審の宮崎地裁は、四方被告に禁固2年6か月の実刑判決を言い渡しましたが、弁護側は、刑が重過ぎるとして控訴していました。福岡高裁宮崎支部で開かれた20日の判決公判で、竹田隆裁判長は、「被告の刑事責任は重大である」などとして、一審判決を支持し、控訴を棄却する判決を言い渡しました。判決に対し、遺族の1人は、「会社の責任が問われなかったのは納得できない」と話しています。
花粉症の方にはうれしいニュースです。花粉の少ない飫肥杉を串間市の南那珂森林組合が生産し、県産材の需要拡大を目指しています。花粉の少ない飫肥杉は、高岡署1号と言われる品種で、花粉の量は、一般の杉に比べて、約1パーセント以下となっています。南那珂森林組合では、去年から田野町の契約農家と、花粉の少ない飫肥杉の本格的な生産を進めています。また、南那珂森林組合では、来年4月、大阪で企画されている宮崎友好の森に、花粉の少ない飫肥杉約3000本を植樹することにしています。(南那珂森林組合・島田俊光組合長)「番問題視されている花粉には、大分改善できる。杉の見直しがしてもらえる」南那珂森林組合では、花粉の少ない飫肥杉を増産して、需要が低迷している県産材の販路拡大に努めたいとしています。
延岡市の放火殺人事件で、実刑判決を受けた男が、判決を不服として、18日、福岡高裁宮崎支部に控訴したことが分かりました。控訴したのは、延岡市永池町の無職、児嶋清二被告39歳です。児嶋被告は、去年4月、延岡市の自営業、甲斐志郎さん、当時41歳の自宅にライターで火をつけ、甲斐さんを殺害したなどとして、殺人や放火などの罪に問われていました。宮崎地裁延岡支部は、11月12日、児嶋被告に対し、懲役27年の実刑判決を言い渡していました。
都城特産のお茶が、ペットボトル入りのお茶として、全国販売されることになりました。販売されるのは、都城産のお茶を原料にした、ペットボトル飲料「姫とのちゃ」で、都城市の島津茶園と、東京に本社がある自動販売機の企画・設置会社が、共同で商品化しました。「姫とのちゃ」は、1本275ミリリットル入りで、価格は130円、主に、若い女性をターゲットにしていて、甘みと、さっぱりとした味わいが特徴です。「姫とのちゃ」は、12月初旬から、宮崎市や都城市をはじめ、全国の自動販売機で販売されることになっています。
災害時の支援体制を充実させようと、県と伊藤忠グループ4社が、協定を結びました。県と協定を締結したのは、コンビニエンスストアの南九州ファミリーマートや、ガソリンスタンドの伊藤忠エネクスなど、伊藤忠グループ4社です。県庁で行われた調印式には、東国原知事とそれぞれの会社の代表が出席し、災害時の支援に関する協定書を交わしました。このうち、県内に78店舗を展開する南九州ファミリーマートでは、災害時に、食料や生活必需品を、被災地に供給することにしています。また、県内に57のガソリンスタンドをもつ伊藤忠エネクスは、消防や物資運搬車などの緊急車両に、優先的に給油を行うほか、帰宅困難者に、避難場所を提供することにしています。こうした協定によって、特に、初動体制のサポートが期待され、県が災害時の協定を締結した企業と団体は、37となりました。
今年7月、都城市の店舗に火をつけ、全焼させたとして、放火の罪に問われている男に対する初公判が、宮崎地方裁判所で開かれ、男は起訴事実を全面的に認めました。起訴されているのは、都城市妻ヶ丘町の無職、大迫康隆被告37歳です。起訴状によりますと、大迫被告は今年7月、妻に働かないことを責められ、気分を晴らすために、自宅近くの店舗にライターで火をつけ、全焼させたとして、放火の罪に問われています。宮崎地裁で開かれた20日の初公判で、大迫被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を全面的に認めました。また、大迫被告は、同じ7月中に、住んでいたマンションの倉庫にも放火したことを認めており、検察では、この件に関しても追起訴することにしています。大迫被告に対する次回公判は、12月18日に開かれます。