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本誌記者 大麻密売人を直撃
「年収は5年で1千万円増」
2008年11月20日(木)0時0分配信 AERA
掲載: AERA 2008年11月24日号
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「大学生から30歳くらいのサラリーマンまで、いろんな客から毎日のように電話がかかってきた。原宿の交差点付近や渋谷から少し離れた路上などが受け渡しの場所だった」
現在、月1度のペースで友人らとカラオケボックスなどで大麻を吸っているという埼玉県内の外装業B君と営業職C君(ともに19)が初めて大麻を吸ったのも、やはり中学2年。故郷の福島県でのことだ。B君は、密売人をしていた兄から「やってみるか」と誘われ、好奇心もあって「商品」を分けてもらった。初めは気分が悪くなったが、2回目からよくなった。親友のC君の部屋で親の目を盗んでは、2人で大麻を吸っていたという。C君が話す。
「それからは、食欲と性欲が刺激され、大食いしたり、近くにいた女の子とすぐしたり。クサをキメるとすべてが愛しく平和な気分になる。最近、ものを忘れやすくなった気はするけど」
短くなるばかりの「若者と大麻との距離」。関東信越厚生局麻薬取締部の阪田勝弘捜査企画情報課長は、こう話す。
「やはりネット経由で入手できるようになったことが大きい」
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