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道央

医療費が全額自己負担となる資格証発行 13倍の256世帯に 室蘭(11/20 13:48)

 室蘭市が国民健康保険(国保)料滞納によって保険証を返還させ、医療費全額自己負担となる資格証明書を発行した世帯が、九月十五日現在で二百五十六世帯に上り、前年同期の十三倍に急増したことが分かった。市が年々増加する滞納対策として、資格証の発行を増やしたことが要因だが、低所得世帯の受診抑制につながるとの懸念も出ている。

 国保の保険料は、世帯主の長期入院や失業などの場合を除き、理由なく一年以上滞納すると、原則として保険証を強制的に返還させられ、代わりに資格証が交付される。資格証では、医療費を後日払い戻し請求できるが、受診時は全額自己負担になる。

 資格証世帯は実質「無保険」状態となるため、室蘭市はこれまで発行を極力避けており、毎年発行は二十世帯前後だった。

 ただ、市内の保険料滞納額が十月末現在で六億五千六百万円に上るなど、増加に歯止めがかからず、本年度から原則に沿って資格証の厳格な発行に踏み切った。

 市によると、二百五十六世帯のうち小学生のいる世帯が四世帯、小中学生のいる世帯が一世帯あった。配達証明郵便で送った資格証が、長期不在や配達員への呼び掛けに応じないなどして、半分に当たる百二十一世帯に届かなかったという。

 資格証世帯は医療費負担が高額になるため、病院での受診を控え、病状が悪化するケースも予想され、市内の医療関係者からは「低所得者が病院に行けなくなる事態につながる」との声も上がる。

 室蘭市は「資格証世帯の多くは連絡や接触ができない世帯。保険証を再発行するために、まずは市役所に相談を」と呼び掛けている。市保険年金課(電)0143・25・3024へ。(徳永仁)

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