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元厚生官僚の刺殺


年金行政に関わっていた厚生労働省の元事務次官二名の自宅が襲われ、元事務次官1名を含む3名の方々が死傷された事件について。

もし報道されている通り、年金問題をはじめとする厚生労働行政への批判がこの犯行の根底にあるとしても、まさに逆恨みとしか言いようが無く、この犯行が全く見当はずれのものでしか無いことは言うまでも無い。また、どの様な理由であっても、決して許されない犯行であることも最初に断っておきたい。従って、この犯行を支持する気は毛頭無いし、この様な犯罪が二度と起こらないことを心から祈念するものである。

では、一方で、事務次官と言う官僚のトップを努め、特権階級としてテロの対象となった被害者とその家族に対して、例えばたまたまその飛行機に乗り合わせただけで命を失ったような通常のテロ被害者に対するのと同じくらい同情心と言うか、そういったものを感じるかと言われると、決して、そうでも無い自分を発見してしまうのもまた事実なのである。

この感情の根底にあるのは、近年次々と明らかになった、この国の官僚たちの法律を隠れ蓑にした悪行三昧と一般国民からの収奪に基づく特権、そして、どれほど批判されても一向に変わる気配の無い彼ら自身対する絶望だろう。

従って、それが単なる憎悪や言論による批判にとどまるのであれば、その程度は、自らの所業と照らし合わせて、当然のものとして甘受してもらわなければならない。それが、個人の感情に留まる限り全く問題では無いし、せいぜい悪口雑言にさらされたとしても、今までそうして来たように、これからも無視を決め込むことも可能だろう。

問題は、この様な感情が、国民全般に存在する様な場合、その中に一人や二人、実際に、その感情を暴力という形で、実行に移す人間もいるということだ。(今回の様に)

最近、世界有数の日本企業のトップ、経済界の重鎮が、厚生労働省に対する批判を封じ込めるためと受け止めらても仕方が無いようなやり方で、マスメディアに圧力をかける発言をしたことも、この様な状況では、実際火に油を注ぐような結果となってしまう。この経営者が考えた様な手段で、言論による政府批判を押さえ込もうとすれば、結果として暴力化した反動が現れることは、歴史における必然なのだ。

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(記者:黒猫トム)


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元次官宅襲撃  官僚  年金  厚生労働省  テロ  
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