30年間、無免許で診療 千葉、医師法違反容疑で男逮捕実在する医師の名をかたり、医師免許がないのに医療行為を行ったとして、千葉県警は20日、医師法(非医師の医業禁止)違反の疑いで、同県市川市幸、無職長谷川幸夫容疑者(65)を逮捕した。医療事故の報告はないという。 県警によると、長谷川容疑者は約30年にわたり、医師として働いていたと話している。1994年から「船橋診療所」(船橋市、坂本悟哉院長)に週1回、非常勤の整形外科医として勤務。船橋市の休日・夜間の救急診療所でも月1回程度、当番に入っていた。これまでの5年間で延べ2400人を診察、この2年間に約150人の救急治療にかかわっており、中には生後3カ月の乳児も含まれていたという。 長谷川容疑者は、四国地方に実在する医師の名をかたり、船橋診療所に医師免許の写しを提出していた。「78年ごろ、別の診療所に運転手として採用された」と供述しており、県警が医師免許の写しを手に入れた経緯などを調べている。 調べでは、長谷川容疑者は今年10月までの1年間、医師免許がないのに注射や薬の処方などの医療行為を行った疑い。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)