出産時の処置ミスで障害 川西市立病院が慰謝料支払いへ兵庫県川西市は20日、市立川西病院で大阪府吹田市の女性が出産した際、医師の処置ミスで男児に重度の障害が残ったとして、両親らに慰謝料など計1億3600万円を支払うことで合意したと発表した。 病院によると、当時20代だった女性は2005年3月19日に陣痛を訴えた。当直の女性医師(33)は胎内の男児の脈拍に異常を発見したものの、問題ないとして主治医に連絡しなかった。男児は翌20日に生まれたが、脳性まひで重度の障害が残った。 病院側は、女性医師が異常を発見した段階で帝王切開すべきだったと判断。男児が低酸素状態にあったことが障害の原因と認め、両親の求めに応じ支払いを決定した。 原田一孝院長は「処置の遅れで脳性まひが生じたことをおわびします。再発防止に努めます」としている。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)