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不法入国:在留許可求め嘆願書 比人中学生と両親が法相に

会見で涙を見せるカルデロン・ノリコさん(右)と父親のアランさん(中央)、母親のサラさん=東京地裁で2008年11月20日午後2時25分、須賀川理撮影
会見で涙を見せるカルデロン・ノリコさん(右)と父親のアランさん(中央)、母親のサラさん=東京地裁で2008年11月20日午後2時25分、須賀川理撮影

 日本で生まれ育ち、日本語しか話せないフィリピン人の中学1年生、カルデロン・ノリコさん(13)=埼玉県蕨市=と両親への退去強制命令を取り消してもらおうと、ノリコさん一家が20日、在留特別許可を求める嘆願書を森英介法相あてに提出した。

 ノリコさんの父アランさん(36)と母サラさん(38)は92~93年、他人名義の旅券で入国。95年にノリコさんが生まれた。06年にサラさんが入管法違反で逮捕され有罪となり、一家に退去強制命令が出た。取り消し訴訟も敗訴し、今月27日に退去の期限が迫っている。

 ノリコさんは「友達とダンススクールを開くのが将来の夢。生まれ育った日本が大好き。フィリピンでの暮らしは想像できない」と訴えた。【石川淳一、稲田佳代】

毎日新聞 2008年11月20日 19時53分(最終更新 11月20日 20時18分)

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