東出“生涯カープ宣言”4年4億円+出来高で合意
残留を決め、すっきりとした表情で会見する東出 |
◆ 自ら希望し出来高に「3位以上」を組み込む ◆
生涯カープだ。広島・東出輝裕内野手(28)が10日、広島市民球場内で会見を行い、FA権を行使せず、チームに残留することを正式表明した。4年4億円(年数と金額は推定)プラス出来高払いの条件で合意した。
「他球団の話を聞いてみて、横一線で…という考えもあった。でも10年間、広島で野球をさせてもらって“横一線”は失礼な話。『封印』ということになるが、それもそれでいい」
出来高の総額は2年目以降に変動するが、項目の中に自らの希望で今季惜しくも果たせなかった「3位以上」という条項を組み込んだ。球団側は会見の場として市内の高級ホテルを予定していたが、東出が固辞。広島が好きだからこそ、特別なことはいらない。
「自転車でトレーニングジムに行けたり、日常的なことを含めて好きなんですよ」。愛する土地で愛するチームとともに頂点を目指していく。
[ 2008年11月11日付 ]