中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

海賊に身代金被害29億円 ソマリア沖情勢、国連報告

2008年11月19日 夕刊

 【ニューヨーク=共同】国連の潘基文事務総長は事実上の無政府状態が続くソマリア情勢に関する報告書を安全保障理事会に提出、今年に入り同国沖で65隻の商船が海賊に乗っ取られ、推定で総額2500万−3000万ドル(約24億−29億円)の身代金が支払われたと指摘した。

 ソマリア沖では日本関連を含め各国船舶の被害が相次いでいるが、サウジアラビアの大型タンカーが最近乗っ取られたことで国際社会の懸念が一気に高まった。17日付の同報告書は協調した海賊対策を求めている。ソマリア北東部沖の被害が目立つという。

 安保理は6月以降、ソマリア領海に立ち入って海賊対策を行うことなどを認める決議を採択。米国とカナダ、フランス、デンマーク、スペインの5カ国が艦船を展開させたと国連に書簡で報告した。

 

この記事を印刷する

広告
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ