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医療の広域化検討協「紋別市立病院」的性格が濃厚に〜公設民営案から一転
(11月20日付け)
道立紋別病院を中心とする西紋広域(紋別、滝上、興部、雄武、西興部)の医療体制について西紋の首長や医療関係者、道の関係者らでつくる「西紋別地域における医療の広域化検討協議会」(会長=宮川良一紋別市長)の第3回会議が19日、紋別市役所(市議会委員会室)で開催された。懸案の道立紋別病院については、仮称・広域連合立紋別病院として、西紋5市町村の広域連合で運営していくことを正式に確認した。具体的な運営形態については、道から移管を受けた西紋5市町村が直営する「公設・公営」方式とすることで合意した。平成22年4月の発足を目指す。ただ病院経営についての西紋5市町村の負担割合については、基本的な運営費は紋別市が中心的に負担する方向性が示された。興部町の硲一寿町長が宮川紋別市長に「腹をくくってほしい」と迫り、宮川市長が基本的な運営費は紋別が担う考えを認める場面があるなど、形式上は西紋5市町村の共同運営とはいえ、実質上は「紋別市立病院」的な位置づけに近くなることが浮き彫りになった。
(公設・公営案を了承した医療の広域化検討協=写真=)
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