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インドのシン首相、カタールとオーマン訪問で成果
【ドーハ】インドのマンモハン・シン首相は11月8日から10日までカタールとオマーンの2ヵ国を初めて公式訪問し、カタールと防衛・安全保障協定を、オマーンと投資協定を結び、エネルギー輸入拡大に関する話し合いも進展させた。 カタール訪問では、海洋安全保障協力の枠組みとなる防衛・安全保障協定に調印し、過激派の活動、マネー・ロンダリング、麻薬密輸に関して情報を共有することで合意した。ただし、協定から軍の駐屯に関する条項は除外されているという。
またインドは、増大するエネルギー需要に応えるため、カタールから液化天然ガス500万トンの追加輸入を求め、尿素に対する需要に応えるため、湾岸産出国にガス火力肥料工場を設立してほしいと要請した。
「1時間の会談の成果は素晴らしいものでした。カタールのアティーヤ副首相はインドにとって親友のような存在です。液化天然ガスに関する我々の要請を検討すると約束してくれました」とムルリー・デオーラー石油天然ガス大臣は10日、PTIに語った。
シン首相はカタールやオマーンで、世界経済危機による経済停滞に対処し、経済成長を推し進めるため、インフラ部門への投資に余剰資金を活用してほしいと求めた。
また、インドとオマーンは両国で1億ドル(約97億7000万円)を出し合い、ニューデリーとマスカット(オマーンの首都)でマルチセクター・プロジェクトを開始する計画が進行中である。さらに両国は、オマーンで就労する50万人のインド人の権利を保護する協定にも調印した。
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