衝突死亡事故で男性に無罪 京都地裁、赤信号に疑問 (11/20 11:59)
信号を無視して死傷事故を起こしたとして、自動車運転過失致死傷罪に問われた京都市東山区の男性(22)に、京都地裁(栩木純一裁判官)は20日までに「赤信号や黄信号でなかった可能性がある」として無罪(求刑禁固1年4月)を言い渡した。 男性は昨年10月8日、京都市南区の交差点に信号を無視して進入、右折してきた対向車と衝突し、相手側の同乗者の女性=当時(84)=を死亡させたなどとして起訴された。 栩木裁判官は判決理由で「漫然と前を見て進行」とした捜査段階の調書について「警察官が男性の説明を自分なりに解釈して記載しており、信用できない」と指摘。一方で「対向の運転手が前方注視を怠っていた疑い」が残り「犯罪の証明がない」と述べた。 |