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「報いだ」厚労省に中傷メール100件以上

厚労省の庁舎入り口で、金属探知機を使い入庁者をチェックする警備員
厚労省の庁舎入り口で、金属探知機を使い入庁者をチェックする警備員
Photo By 共同

 事件から一夜明けた19日、東京・霞が関の厚生労働省には嫌がらせの電話や中傷メールが相次いだ。「年金問題の報いだ」「おまえも同じ目に遭わせてやる」などの内容で100件以上という。

 同省はインターネット上のホームページに掲載していた幹部名簿を削除。これまで大臣以下、各課の企画官レベルまで約350人の肩書と氏名を掲載していた。

 朝の出勤時間には職員が硬い表情で登庁。1階と地下の入り口では警備員が職員以外の入庁者を金属探知機でチェックする厳戒態勢が敷かれた。40代の幹部職員は「(厚労省で)金属探知機は記憶にない」と驚いた様子。ある若手職員は「僕らは一生懸命に仕事をしているのに、どうしてこういうことが起こるのか」と事件に対して憤った。

 現職幹部の身辺警護も物々しく、自宅前に防護服姿の警察官らが10人以上配置された江利川毅事務次官は「先輩があんなことになればショックですよ」と言葉少な。年金局長室と社会保険庁長官室の前にも警備員が1人ずつ配置された。

[ 2008年11月20日 ]

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スポニチ てれびぃ

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