麻生総理大臣が19日、医師について「社会的常識が欠落している人が多い」と発言したことについて、舛添厚生労働大臣は、20日朝、「誤解を招く発言は気をつけたほうがいい」と苦言を呈しました。
19日に開かれた全国知事会で、麻生総理は地方の医師不足について自らの考えを述べた際、医師について「社会的常識がかなり欠落している人が多いと思っとかなきゃいかん。とにかくものすごく価値観が違いますから」と発言、その後、謝罪しました。この発言について舛添厚生労働大臣は、20日朝、苦言を呈しました。
「(医師に対し)誤解を与えることがあったら、それは残念だ。医療崩壊に全力をあげているので、そういう政府の姿勢をきちんと示すためにも、やっぱり誤解を招く発言は気をつけられた方がいい」(舛添要一厚労相)
舛添大臣はさらに「総理も謝罪したということなので、反省の上にたって問題の解決に努めたい」と述べました。(20日11:27)