2008年11月19日 23時51分更新
ことしいっぱいで営業を終える倉敷チボリ公園の閉園後の敷地をめぐって、倉敷市の伊東市長は、敷地の一部を借りるか買い取るかして市民が無料で利用できる公園にしていきたいという考えを明らかにしました。
これは、倉敷市の伊東市長が今月27日から始まる市議会を前に19日、各会派の代表者に向けて説明したものです。
それによりますと、市では、公園の土地の大部分を所有する大阪の会社から、少なくとも1ヘクタールを借りるか買い取るかしたうえで、市が保有する敷地とあわせて、市民が無料で利用できる公園にすることを目指すということです。
市の試算によりますと、1ヘクタールの土地を借りる場合は、年間5000万円、購入する場合は10数億円がかかるということですが、国の補助などを活用すれば、市の負担は3分の1ほどに抑えられるということです。
伊東市長は議会に諮ったうえで、大阪の会社に出向き、交渉を始めたいとしています。
また、岡山県は、園内で所有する建物を閉園後も活用するよう倉敷市に打診していますが、伊東市長は試算の結果、改修費や維持費などがかさむことがわかったため、施設を譲り受けるのは難しいとの考えを示しました。