2008年 10月 04日
日本は最後の社会主義国家か?PART3 |
日本が危機的状況に陥っているのに、わかっていない日本人が多い。
いまだに、日本の技術の優秀性を信じ、中国はすぐにでも崩壊するような言い方をする。
典型的なブログが「中韓を知りすぎた男」である。
10年以上も前の体験をもとに中国経済はすぐにでも崩壊するようなことを言っている。
10年前から言っているのに、いまだに中国は10パーセント成長、日本はマイナスになってしまいそうである。そう言うと、中国の統計はウソであるなんて言う。
しかし、中国の巨大な空港や港湾、高速道路などのインフラ整備、フフホトやパオトウなどの地方都市まで林立する高層ビル群を見ると、地場産業が衰退した日本の地方都市は政令都市でさえ高層ビルなどはどこにもないのと比較して、なるほど数字は正直だなと思う。
最近、中国が外国のIT産業を制限し始めたのも、もう技術はキャッチアップしたと思っているのである。
日本製の携帯なんか、技術が凄いといっても、使いこなせる人間は少ないから、海外競争力は全く無い。
昔の職人芸に頼って軽量防御無しのゼロ戦を作って、素人でもすぐ操縦できるグラマンに手も無くひねられた失敗を繰り返している。
日本の技術優位は、怪しくなっている。資本の集中の速度が速い中国の工場の方がIT化が進み、日本の工場は職人の下請けに頼っている。世界は大きく変わっているのに、官僚主導の統制経済で乗り切れると思っている。優秀な技術でモノづくりで競争できると思っているのは夢想である。職人がいなくなりつつある日本では今後難しい。
政官財のトライアングル利権集団は、東京一極集中するマスコミとともに砂上の楼閣のように倒れるまで反省が無い。自分たちの利権を囲い込み、地方を食い物にして、税金を巻き上げて東京に吸い上げ、利権ごとに設立した公益法人に天下って合法的な贈賄収賄を繰り返している。
そのため、税金の7割吸い上げられ、国事業の地元負担金まで取られる地方の地場産業は、中国との競争力をなくして軒並み衰退してしまった。地方都市はシャッター通りと化している。
この分だと、日本経済が落ち込んで上海辺りまで出稼ぎ出て行かなくてはならなくなるまで、日本経済は優秀だ、中国は直ぐに崩壊する。と言い続けるのだろうか?
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