2008年 10月 14日
中国経済は破綻するか? |
中国の貿易黒字が過去最大 9月は293億ドル 
今日の東京株式市場は,史上最高の値上がり率を記録した。証券会社筋の話によると,個人投資家が底値圏と見て,一斉に買いに入ったのではないかとのこと。ダウの値上がりもすさまじかったが,日経平均の上昇もすさまじい。14.5パーセントの上昇率は,短期トレーダーでも一日で一年分の利益を確保できる率である。先週の下落がひど過ぎたのかもしれないが・・・。
今朝のNHK総合TVニュースが伝えたところによると,中国の9月の貿易黒字が,前年同月比21.9%増の293億ドル(約2兆9500億円)になったとのこと。 3か月連続で前年同月を上回り、8月に続き過去最大を更新した。事前には,9月の貿易黒字は,落ち込むだろうとの大方の予想を裏切った形である。
輸出は電気製品などが好調で21.5%増の1364億ドル、輸入は21.3%増の1071億ドルだった。貿易相手別では、金融危機の発端となった米国との貿易が減速したが、欧州連合(EU)や日本とは高水準で推移、インドとの貿易も急増した。
NHKニュースによると,中国製電気製品などが,ヨーロッパや日本のニーズに適合してきており,国際競争力が高まったためだと報じていた。中国の工場は,新規設備投資により,ネットウヨの予想に反して,IT化等が進んでおり,製造業の合理化は進んでいる。日本の製造業の下請けの職人に依存するもの造りの方が,古い体質かもしれない。
貿易黒字の拡大に伴って,現在,中国の外貨準備高は2006年2月に日本を抜いて世界一の規模となっている。いまや2位の日本の2倍近い水準まで拡大し,OECD加盟国の他の国の合計を超えている。
しかし,中国人民銀行によると、中国の今年1-6月期の中国の貿易黒字は990億ドルであるが、外貨準備高は同じ時期に2806億ドルも増えている。海外企業による直接投資額600億ドルを考慮しても、外貨準備高の増加額のうち、1300億ドル(約13.8兆円)余りは、貿易黒字や直接投資で説明できない。
説明できない増加額は,ほとんどホットマネーと呼ばれる投機資金であると思われる。小生の知人の中にも中国株に入れ込んでいる人がいる。中国では、日本のバブル崩壊、失われた10年を反面教師にして、不動産市場が過熱気味になった頃から金融引き締め策が続けられている。金融引き締め利上げ政策は、人民元レートを引き上げる効果があるため、人民元高を見込んだ投機筋は、より多くの資金を今後も中国に投ずる可能性がある。
中国政府とすれば、これ以上の人民元上げ圧力は、中国製品の価格優位を妨げるので,投機資金の中国への流入を止めるため、外貨管理を徹底したい。しかし、すでに中国経済は、ある程度、諸外国に開放されており、急に今までの行動を無視して外貨管理を徹底させるのは難しい。今の中国政府・当局がすべきことは、外貨管理の徹底ではなく、人民元の早期の切上げしかないのではないかという。(中国情報局7月17日村田雅志氏の論文参照-サーチナ・中国情報局 http://searchina.ne.jp/ )
いずれにしても,ネットウヨの言うような中国の経済の崩壊や行き詰まりなど,10月9日に出されたIMFの来年の成長予測,中国の経済成長9.6パーセントといい,今日14日発表の9月の貿易統計といい,全くネットウヨの希望的観測や短絡な発想に過ぎないことが,証明されつつある。
「中韓を知りすぎた男」などのネットウヨの「シナはけしからん,シナから即時全面撤退せよ」などと言う連日のアジテーションに騙されて,自動車保有台数も,高速道路総延長キロ数も,いまや,はるかに日本を超えてアメリカに追いつこうかという世界第二位の巨大市場から撤退したら,投機筋のホットマネーはいざ知らず,日本企業は,残念ながら大きなビジネスチャンスを失ってしまう可能性が高い。
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今日の東京株式市場は,史上最高の値上がり率を記録した。証券会社筋の話によると,個人投資家が底値圏と見て,一斉に買いに入ったのではないかとのこと。ダウの値上がりもすさまじかったが,日経平均の上昇もすさまじい。14.5パーセントの上昇率は,短期トレーダーでも一日で一年分の利益を確保できる率である。先週の下落がひど過ぎたのかもしれないが・・・。
今朝のNHK総合TVニュースが伝えたところによると,中国の9月の貿易黒字が,前年同月比21.9%増の293億ドル(約2兆9500億円)になったとのこと。 3か月連続で前年同月を上回り、8月に続き過去最大を更新した。事前には,9月の貿易黒字は,落ち込むだろうとの大方の予想を裏切った形である。
輸出は電気製品などが好調で21.5%増の1364億ドル、輸入は21.3%増の1071億ドルだった。貿易相手別では、金融危機の発端となった米国との貿易が減速したが、欧州連合(EU)や日本とは高水準で推移、インドとの貿易も急増した。
NHKニュースによると,中国製電気製品などが,ヨーロッパや日本のニーズに適合してきており,国際競争力が高まったためだと報じていた。中国の工場は,新規設備投資により,ネットウヨの予想に反して,IT化等が進んでおり,製造業の合理化は進んでいる。日本の製造業の下請けの職人に依存するもの造りの方が,古い体質かもしれない。
貿易黒字の拡大に伴って,現在,中国の外貨準備高は2006年2月に日本を抜いて世界一の規模となっている。いまや2位の日本の2倍近い水準まで拡大し,OECD加盟国の他の国の合計を超えている。
しかし,中国人民銀行によると、中国の今年1-6月期の中国の貿易黒字は990億ドルであるが、外貨準備高は同じ時期に2806億ドルも増えている。海外企業による直接投資額600億ドルを考慮しても、外貨準備高の増加額のうち、1300億ドル(約13.8兆円)余りは、貿易黒字や直接投資で説明できない。
説明できない増加額は,ほとんどホットマネーと呼ばれる投機資金であると思われる。小生の知人の中にも中国株に入れ込んでいる人がいる。中国では、日本のバブル崩壊、失われた10年を反面教師にして、不動産市場が過熱気味になった頃から金融引き締め策が続けられている。金融引き締め利上げ政策は、人民元レートを引き上げる効果があるため、人民元高を見込んだ投機筋は、より多くの資金を今後も中国に投ずる可能性がある。
中国政府とすれば、これ以上の人民元上げ圧力は、中国製品の価格優位を妨げるので,投機資金の中国への流入を止めるため、外貨管理を徹底したい。しかし、すでに中国経済は、ある程度、諸外国に開放されており、急に今までの行動を無視して外貨管理を徹底させるのは難しい。今の中国政府・当局がすべきことは、外貨管理の徹底ではなく、人民元の早期の切上げしかないのではないかという。(中国情報局7月17日村田雅志氏の論文参照-サーチナ・中国情報局 http://searchina.ne.jp/ )
いずれにしても,ネットウヨの言うような中国の経済の崩壊や行き詰まりなど,10月9日に出されたIMFの来年の成長予測,中国の経済成長9.6パーセントといい,今日14日発表の9月の貿易統計といい,全くネットウヨの希望的観測や短絡な発想に過ぎないことが,証明されつつある。
「中韓を知りすぎた男」などのネットウヨの「シナはけしからん,シナから即時全面撤退せよ」などと言う連日のアジテーションに騙されて,自動車保有台数も,高速道路総延長キロ数も,いまや,はるかに日本を超えてアメリカに追いつこうかという世界第二位の巨大市場から撤退したら,投機筋のホットマネーはいざ知らず,日本企業は,残念ながら大きなビジネスチャンスを失ってしまう可能性が高い。
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Tags:中国経済
タイトル : ペルーの新首相に左派系知事/ガルシア政権の人気浮揚策【L..
記事が気に入っていただけたら 下のバナーをそれぞれクリックしてください ペルーのアラン・ガルシア大統領は土曜日、「オイルスキャンダル」で内閣が総辞職して1日後、左派系知事をペルー首相に任命すると発表した。 ベテラン政治家のイェウデ・シモン氏(61)が辞職し...more
記事が気に入っていただけたら 下のバナーをそれぞれクリックしてください ペルーのアラン・ガルシア大統領は土曜日、「オイルスキャンダル」で内閣が総辞職して1日後、左派系知事をペルー首相に任命すると発表した。 ベテラン政治家のイェウデ・シモン氏(61)が辞職し...more
支那の悪政巨大バブルは間違いなく支那を崩壊に導くと思います。
> いずれにしても,ネットウヨの言うような中国の経済の崩壊や行き詰ま
>りなど,10月9日に出されたIMFの来年の成長予測,中国の経済成長
>9.6パーセントといい,今日14日発表の9月の貿易統計といい,全く
>ネットウヨの希望的観測や短絡な発想に過ぎないことが,証明されつ
>つある。
そう思うのなら数日前からの私を初めとする諸氏の中国に関するコメントに合理的なレスを返してもらいたいものですな。
さて、ブログ主は私を避けるのか見ものですwまたこのコメントも削除されそうだねw
>りなど,10月9日に出されたIMFの来年の成長予測,中国の経済成長
>9.6パーセントといい,今日14日発表の9月の貿易統計といい,全く
>ネットウヨの希望的観測や短絡な発想に過ぎないことが,証明されつ
>つある。
そう思うのなら数日前からの私を初めとする諸氏の中国に関するコメントに合理的なレスを返してもらいたいものですな。
さて、ブログ主は私を避けるのか見ものですwまたこのコメントも削除されそうだねw
9月の貿易統計でおかしな点を一つ メラニンによる中国食品不買運動が先月から東南アジア全体で始まりました。
日本EUなどサブプラによる買い控えが始まっているのになぜ上がっているのか 少し信じられません。日本側の対中国の数字が出てから 正式な論評をしたいと思います。
日本EUなどサブプラによる買い控えが始まっているのになぜ上がっているのか 少し信じられません。日本側の対中国の数字が出てから 正式な論評をしたいと思います。
日系一世さん
中国の輸出や投資に関しては迂回貿易や迂回投資の問題もありそうですね。
尤も中国経済は専門外なので迂回~に関してはうまく説明する自信がありません ><
あと興味深いのは中国の貿易黒字の大部分が嘘であるという点、これは輸出戻し税の存在が大きい。
貿易黒字~の下りに関しては元中国国家統計局長の李徳水氏による2007/1/23に北京師範大学の同窓会での発言がソースです。
中国の輸出や投資に関しては迂回貿易や迂回投資の問題もありそうですね。
尤も中国経済は専門外なので迂回~に関してはうまく説明する自信がありません ><
あと興味深いのは中国の貿易黒字の大部分が嘘であるという点、これは輸出戻し税の存在が大きい。
貿易黒字~の下りに関しては元中国国家統計局長の李徳水氏による2007/1/23に北京師範大学の同窓会での発言がソースです。
>>個人投資家が底値圏と見て,一斉に買いに入ったのではないかとのこと。
あら、そうでしたの…?
確かに連日暴落で安くはなってたけど、ニュースで見る証券会社関係者ってやつは
一様に 「底が見えない」 っつってたけどなあ。
一気に反発して値を上げた決定的な理由は、
株安震源地のアメリカによる「公的資金2500億ドル投入」の報によるものと思ったけど…
そうかーあれは個人投資家が底値と見たからだったのかー。
それじゃー、あのアメリカ発の大暴騰の日にも関わらず値を下げた中国株ってやつはー
まだまだ個人投資家達は中国株は底値だとは思ってないってコト、
と言うことで良いのですねーブログ主ー。
いやほんと、取引開始値こそ前日終値よりはるかに高かったとは言え、
その後終日下げ調子で、結局前日に比べて3%近い下落ってある意味すげえと思った。
これの原因を知ってる人がおられましたら是非とも聞きたいですマジで。
あら、そうでしたの…?
確かに連日暴落で安くはなってたけど、ニュースで見る証券会社関係者ってやつは
一様に 「底が見えない」 っつってたけどなあ。
一気に反発して値を上げた決定的な理由は、
株安震源地のアメリカによる「公的資金2500億ドル投入」の報によるものと思ったけど…
そうかーあれは個人投資家が底値と見たからだったのかー。
それじゃー、あのアメリカ発の大暴騰の日にも関わらず値を下げた中国株ってやつはー
まだまだ個人投資家達は中国株は底値だとは思ってないってコト、
と言うことで良いのですねーブログ主ー。
いやほんと、取引開始値こそ前日終値よりはるかに高かったとは言え、
その後終日下げ調子で、結局前日に比べて3%近い下落ってある意味すげえと思った。
これの原因を知ってる人がおられましたら是非とも聞きたいですマジで。
空仰ぐ旅路さん
日本株に関しては心理的な面で7000円は現状切らないと私などは考えていました。というのも言うほど日本の実体経済は落ち込んでいませんし、金融機関の資金の流動性なども問題ないためです。
また東京市場では市場に混乱をもたらすほど大規模なクレジット・クランチも発生していません。
中国株は原因とか理解とかの理論で考えるべきではないのかもしれないですね。
一応理由としては「企業利益の伸びの鈍化」などと言われています。
確かに理由としてはあるでしょうがやはり、なぜ下がる?w、といわざるを得ないです。。
この状況下で下げるというのもなかなか無いですね。
尤も先週の好調具合は中国政府の株価へのてこ入れ策に拠るところが大きいですが。
ブログ主からシカトされている件についてw
しかもブログ主は、
>基本的にどのようなコメントをいただいても、原則、削除することはしな
>いようにしております
と言ったにもかかわらず盗用の指摘コメントは速攻削除ですかw
日本株に関しては心理的な面で7000円は現状切らないと私などは考えていました。というのも言うほど日本の実体経済は落ち込んでいませんし、金融機関の資金の流動性なども問題ないためです。
また東京市場では市場に混乱をもたらすほど大規模なクレジット・クランチも発生していません。
中国株は原因とか理解とかの理論で考えるべきではないのかもしれないですね。
一応理由としては「企業利益の伸びの鈍化」などと言われています。
確かに理由としてはあるでしょうがやはり、なぜ下がる?w、といわざるを得ないです。。
この状況下で下げるというのもなかなか無いですね。
尤も先週の好調具合は中国政府の株価へのてこ入れ策に拠るところが大きいですが。
ブログ主からシカトされている件についてw
しかもブログ主は、
>基本的にどのようなコメントをいただいても、原則、削除することはしな
>いようにしております
と言ったにもかかわらず盗用の指摘コメントは速攻削除ですかw
あら、削除したんですなブログ主w
うちのが消されたときは、ブログ主にだけ伝えたメッセージみたいなもんだったから
消されたところでブログ主の目に留まってさえいりゃ良かったんですがネ。
どんなコメントだったのか気になるうー!
そしてそして、中国政府の株価テコ入れ策っすか、なんだろう。
たしか株取引に関する税率やらを下げたというような話(詳しくないので曖昧)
を聞いた覚えはあるけど、これ先週だったかどうか忘れた…
でもそうか、上海市場のチャートを見ると9月中旬~下旬にかけて反発してるのは
テコ入れがあったからなのですな。
うちのが消されたときは、ブログ主にだけ伝えたメッセージみたいなもんだったから
消されたところでブログ主の目に留まってさえいりゃ良かったんですがネ。
どんなコメントだったのか気になるうー!
そしてそして、中国政府の株価テコ入れ策っすか、なんだろう。
たしか株取引に関する税率やらを下げたというような話(詳しくないので曖昧)
を聞いた覚えはあるけど、これ先週だったかどうか忘れた…
でもそうか、上海市場のチャートを見ると9月中旬~下旬にかけて反発してるのは
テコ入れがあったからなのですな。
昨日の記事に今でこそ出典として中国情報局が明示されていますが、全くその表示がなされていなかったので2回ほど警告をしただけですよ。
もっとも今も改変されているため引用とは言えず盗用に分類され違反なんですがねw
9月中旬から下旬にかけてはいわゆる人民銀行による「面子砲」の影響ではないかと。
加えてアメリカ政府の不良債権買取案の発表も織り込まれたのではないかと見ています。
もっとも今も改変されているため引用とは言えず盗用に分類され違反なんですがねw
9月中旬から下旬にかけてはいわゆる人民銀行による「面子砲」の影響ではないかと。
加えてアメリカ政府の不良債権買取案の発表も織り込まれたのではないかと見ています。
ワタクシはあまりスラングには詳しくありませんで(なにせニワカなもんで)
面子砲が何かは知りませんが、中国という国と、字づらとを併せて推測するに
中国がメンツのために株式市場に介入すること
で宜しいのでしょうか。
面子砲が何かは知りませんが、中国という国と、字づらとを併せて推測するに
中国がメンツのために株式市場に介入すること
で宜しいのでしょうか。
えぇ、その意味であっています。
スラングというか揶揄ですね。
中国の投資家のいつぞやのインタビューで「株価が○○○○を割ることは無い。なぜならそれでは政府の面子が立たないからだ」と言うのがありまして、中国共産党の面子を守るための介入=面子砲
となったわけです。
スラングというか揶揄ですね。
中国の投資家のいつぞやのインタビューで「株価が○○○○を割ることは無い。なぜならそれでは政府の面子が立たないからだ」と言うのがありまして、中国共産党の面子を守るための介入=面子砲
となったわけです。
国家が株式市場に介入ってあんま聞かないような…
為替相場じゃあるまいし。
でも中国ならあるいはと思えてしまう。
ところで昨日のエントリに対するコメントにありました中国製品情報開示法案(仮名)ですが
なぜかウチの会社に届くファックスの中に、それについての記事が混ざってました。
なんてタイムリィ! と思ってかっぱらってきた次第。
まあ記事は記者の主観が入っているでしょうからソースに使うのはちょっとアレですが
制度開始予定日とか書いてあってちょっと興味そそりました。
昨日のコメントとまたぐけど、ちょろっと書いてみようかと思いまふ。
あくまでも記事として見てくだされば。
為替相場じゃあるまいし。
でも中国ならあるいはと思えてしまう。
ところで昨日のエントリに対するコメントにありました中国製品情報開示法案(仮名)ですが
なぜかウチの会社に届くファックスの中に、それについての記事が混ざってました。
なんてタイムリィ! と思ってかっぱらってきた次第。
まあ記事は記者の主観が入っているでしょうからソースに使うのはちょっとアレですが
制度開始予定日とか書いてあってちょっと興味そそりました。
昨日のコメントとまたぐけど、ちょろっと書いてみようかと思いまふ。
あくまでも記事として見てくだされば。
中国でビジネスを行う外国企業に対して、デジタル製品の中核となる
製品情報(ソースコード)を中国政府に開示することを強制する新制度を、
2009年5月から導入する方針であるという。
ソースコードとは、そのデジタル製品を制御するソフトウェアの設計図と言えるもので、
いわば製品の企業秘密であり知的財産である。
ソースコードを入手することが出来れば、コピー品の製造が出来てしまう。
また、欠陥を突いたウイルス等の作成が容易になったり、
デジタル機器の暗号化技術が中国側に筒抜けになるなど安全保障上の懸念もある。
しかし開示を拒否すれば、その製品の《対中輸出》や《中国での現地生産・販売》が
一切禁止されるというのだ。
中国政府に開示したソースコードが中国企業に渡らないという保障はどこにも無く、
開示を断れば中国市場を失うが、受け入れれば技術流出と
それに伴うコピー品が出現するおそれがある。
外国企業は撤退するか、そうでなくても製品の
「住み分け(高度な製品は中国で生産・販売しない)」
をする企業が増えることは十二分に考えられるだろう。
製品情報(ソースコード)を中国政府に開示することを強制する新制度を、
2009年5月から導入する方針であるという。
ソースコードとは、そのデジタル製品を制御するソフトウェアの設計図と言えるもので、
いわば製品の企業秘密であり知的財産である。
ソースコードを入手することが出来れば、コピー品の製造が出来てしまう。
また、欠陥を突いたウイルス等の作成が容易になったり、
デジタル機器の暗号化技術が中国側に筒抜けになるなど安全保障上の懸念もある。
しかし開示を拒否すれば、その製品の《対中輸出》や《中国での現地生産・販売》が
一切禁止されるというのだ。
中国政府に開示したソースコードが中国企業に渡らないという保障はどこにも無く、
開示を断れば中国市場を失うが、受け入れれば技術流出と
それに伴うコピー品が出現するおそれがある。
外国企業は撤退するか、そうでなくても製品の
「住み分け(高度な製品は中国で生産・販売しない)」
をする企業が増えることは十二分に考えられるだろう。
以上、アルフィックスという先物取引会社から届いたファックスにあった記事を
要約しまして書き流してみました。
この報道はワタクシ、読売新聞の一面にちらっと載ってたのを見ただけだったんですが
中国はただの部品工場になりたいんだろうか、と首をひねった覚えがあります。
しかしなんでウチの会社に縁のないハズの、先物取引の主な国内市況表が
毎日届くのだろう。
ガソリン下がってんなあー。
要約しまして書き流してみました。
この報道はワタクシ、読売新聞の一面にちらっと載ってたのを見ただけだったんですが
中国はただの部品工場になりたいんだろうか、と首をひねった覚えがあります。
しかしなんでウチの会社に縁のないハズの、先物取引の主な国内市況表が
毎日届くのだろう。
ガソリン下がってんなあー。
問題は誰が考えたかによるでしょうね。
20世紀の後半は政治>経済の力関係がありました。これはケインズ派や社会主義などが経済と言うものを政治でコントロールできるものとして扱っていたからです。
しかし現状は経済による政治に対する逆襲が始まっていますね。
それに対して中国のこの発言ですから、確実に社会主義に染まりきった政府高官かはたまた軍部からの突付き上げによるものではないかと考えていました。
ただ確実にいえるのはこのままいくと外資のモンキーモデル採用か、中国から繊維産業などソースコードの無い産業の撤退という事態が起こりますね。
20世紀の後半は政治>経済の力関係がありました。これはケインズ派や社会主義などが経済と言うものを政治でコントロールできるものとして扱っていたからです。
しかし現状は経済による政治に対する逆襲が始まっていますね。
それに対して中国のこの発言ですから、確実に社会主義に染まりきった政府高官かはたまた軍部からの突付き上げによるものではないかと考えていました。
ただ確実にいえるのはこのままいくと外資のモンキーモデル採用か、中国から繊維産業などソースコードの無い産業の撤退という事態が起こりますね。