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　シナの絵画というと腐ったような素人の官僚や皇帝が書いた文人画しかなく，琳派や狩野派，浮世絵など多彩な絵画を生み出した日本と雲泥の差がある。彫刻にしても鎌倉彫刻の美は世界的評価を受けているがシナ朝鮮の仏像ときたら子供が作った程度で美意識に欠けている。そのシナから李桂成が北京に朝貢して「朝鮮」という名前を付けてもらったのが朝鮮だから，本国シナよりもまだ汚く猥雑で忘恩な国が出来上がった。日本が近代意識，近代資本主義，近代文明を教えてやった経緯は，「帝国の申し子」（ハーバード大學エッカート教授）がベストセラーになっているように欧米では定説になっているが，朝鮮人は感謝もしない。元宗主国のシナ人と良く似ている。ちなみに「帝国の申し子」は韓国で発禁処分になっているという。

　西欧人もシナの文化は嫌いで美術も文学その他も日本の室町江戸の影響をうけ，ジャポニズムの花が咲き，ゴッホもモネも日本に憧れ浮世絵の影響で印象派が生まれたが，一方，シナについての西欧人の認識は，「非衛生的で汚く、うじゃうじゃとやかましく、秩序を守らずひどく利己的なとこがある。そして面子を重んじ口汚く団結心がない。また極端に嘘をつくし、虚礼虚飾で自身のプライドを守ろうとし、自分の過ちを認めたり反省したりすることはほとんどない。保守的で自己顕示欲が強く、怠け者で目先のことしか見ない近視眼野郎たちだ。権力と権威に弱く、金銭と名誉の前では奴隷と化して跪（ひざまず）き、うまくいけば自分の徳であり、うまくいかなければ他人のせいにする」というもので，それがシナ文化の真髄であるという定評が根付いた。

　シナは支那ともいうが古来腐った王朝が続き，民衆の搾取と官僚の抗争にあけくれ，まともな産業，文学，美術がなかったばかりでなく，治安維持もろくにできなかった。朝鮮半島の近代化を主張した日本に対して、あくまで朝鮮の宗主国として植民地的な半鎖国を維持したい清との間に起きた日清戦争に勝利した日本は，まず，終戦後，大量に日本に来たシナの留学生に近代用語や近代概念を教えた。したがって，「中華人民共和国一党独裁政権共産党幹部集団指導的政治経済体制」という言葉の中の中華だけは漢語であるが，ほかの言葉は全部，日本語である。シナの現代用語の９割が日本語なのである。

　文化の面ではそうである。

　しかし、政治経済の面ではどうであろうか？
　ネットウヨのように、中国の崩落を願ってもなかなかそうはいかない。日本が自分自身で何をなすべきかだ。「失われた10年」において対応が送れた轍を踏み、また、ぞろ、破綻の道を歩むのか，それとも大胆に改革を実行して来るべき政治経済の復活を待つのか。

　戦後復興を最後に，それ以降日本人が本当の危機を乗り越えたことが果たしてあっただろうか。中国は文革の混乱から立ち直った。韓国はIMF管理の危機を荒療治で押さえ込み，今では年４％の経済成長を誇る。バブル崩壊後，失われた10年を経験しているにもかかわらず、まだ事の本質を理解しない政治家や官僚を見るにつけ，我々日本民族にはある種の能力が決定的に欠けているのではないかとまで思う。
　靖国神社に参拝して、中国や韓国に対して罵詈雑言を浴びせ、自己主張することもいいだろう。しかしそれ以外にも火急の責務があることを忘れてはいまいか。中国や韓国からの執拗な批判にナショナリズムを疼かせながらも，私はポスト近代に向かって突き進むEUなど先進国の国民と同様に、アジアにおける先進国の国民としてポスト近代のあるべき姿－困難ではあるが政治的には戦争の恩讐を越えてお互いに透明性を持ち相互理解に努めること、経済的にはアジアの新興国を含めたグローバルな発展を考えることとしたい。

　
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