救急搬送受け入れ連携強化 郡山医師会長が陳謝

 2月、福島県郡山市の女性=当時(82)=が市内の5病院から救急搬送受け入れを拒否され、死亡した問題で、郡山医師会の菊池辰夫会長が19日、市役所で記者会見し、「深いおわびと心からのお悔やみを申し上げる」と陳謝した。

 各病院は「ベッドが満床」「専門医がおらず対応できない」などと受け入れを拒否した。菊池会長は「責任はトータルで負うべきであり、個々の病院の問題ではない」と話した。

 市内の第2次救急病院で組織する協議会は、今後の対策として(1)1日2回、受け入れ可能病床を県救急医療情報システムに報告し、活用する(2)病院間の連携を密にし、救急外来の受け入れを強化する―ことなどを確認した。

 市内の救急病院には隣接圏域からも患者が搬送されるため、日常的に満床に近い状況だという。
2008年11月20日木曜日

福島

社会



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