最近は漢字の読み間違い問題が指摘される麻生太郎首相(68)から19日、“未曾有”の問題発言が飛び出した。
全国知事会議で、地方で医師不足となっている現状に言及した麻生氏。「自分で病院を経営しているから言う訳じゃないけど、医師の確保が大変のはよく分かる」と切り出すと「はっきり言って、社会的常識がかなり欠落している人が多い。価値判断が違う」と指摘。さらに「そういうことを分かった上で、これは大問題だ。小児科、産婦人科が猛烈に問題になっている」と述べた。
麻生氏の実弟が社長で建築コンサルティングなどを行う「麻生」(福岡)が病院経営も手がけることに関連しての発言とも考えられるが、同日夜、記者団に発言の真意を問われ「まともなお医者さんが不快な思いをしたというのであれば、申し訳ない」と陳謝した。
しかし一方で、「医者は友達にもいっぱいいるが、おれたちと波長が合わないのが多い」とも。今回の発言に日本医師会は強く反発しており、波紋が広がるのは必至だ。
首相の親族「麻生グループ」は、福岡県飯塚市で「飯塚病院」を経営している。