神奈川県警多摩署は18日、交際相手の娘(3)を殴るなどして死なせたとして、住所不定、無職、植松祐大容疑者(24)を傷害致死容疑で逮捕した。
調べでは、植松容疑者は11月初旬、川崎市多摩区長尾7に住む交際相手の無職女性(21)方で、女性の長女、市川愛芽(めい)ちゃんの胸や腹などを殴ったりけったりして、18日午前5時25分ごろ、腸が破裂して死亡させた疑い。
植松容疑者は今春、母親である女性と交際を始め、「言うことをきかないので、6月ぐらいから十数回殴った」と供述しているという。母親も愛芽ちゃんに暴力を加えたり、食事を与えなかったりしたことを認めており、同容疑で書類送検する。
17日夜になって愛芽ちゃんが嘔吐(おうと)するなど容体が急変、母親が救急車を呼んだ。愛芽ちゃんの体の傷に気付いた市消防局職員が不審に思い通報した。【野口由紀】
毎日新聞 2008年11月19日 東京朝刊