日曜日に
「世界の果てまでイッテQ!」というテレビ番組を見ていて
ふと若い頃の自分を思い出しました。
僕はろくに英語も話せないくせに
学生時代から時々
国内はもとより海外でも
フラフラと旅をしていた。
放浪癖とまではいかないけど
今でいうバックパッカーという感じかな。
色んなスタイルの放浪があると思うけど
僕の場合は目的地を決めないまま出発して
予算がなくなったら終わりというパターン。
いくつもの印象深いエピソードがあるけど
今日はそのうちの1つを書きたいと思います。
ギリシャの片田舎に行き
3F建てくらいで確か1泊2000~3000円程度の
小さなホテルに泊まった時のこと。
そこのロビーで1人コーヒーを飲んでいたら
男の人2人が
「何やってるの?」「何勉強しているの?」などと
しきりに話しかけてきたのだが、
そのうち彼らは急に
「お前は金持ちだ」と言い出した。
「いやいや自分は学生でバイトして金ためて旅してるんだ」と答えたが
彼らは相変わらず「rich」「rich」と言い続けた。
ちょっと怒っているようでもあった。
そのうち、1人が自分の手のひらを僕に見せた。
ひび割れた、荒れた手。
自分達は、1年中朝から晩までオリーブ畑で働いている。
月に数回このホテルでお茶するのが
唯一の贅沢なんだ、と言って。
日本とギリシャの環境の違い、
彼の手を見て腑に落ちる瞬間があった。
このような経験が草の根の国際感覚というヤツなのか。
経験することでようやく見えることもある。
こういう旅のスタイル、無謀といえば無謀だが
それらの経験がなければ今の自分はないだろうなー。
特に海外では、タフにならないと
身動きが取れなくなってしまう。
言葉がしゃべれないならしゃべれないなりに
必死で伝える努力をしなければならないし、
相手が何を言っているか真剣に聞きとろうとしないと
全ての結果は自分に戻ってきてしまう。
世界に出てみて初めて日本が見えるし、
日本人である自分を
その当時のレベルではあるけど
自分なりに確認できたように思う。
今の自分にありえないような思いっきりのジャンプをしてみると、
ストレスも大きいけど違った自分が見えてくる。
自分がやってきた延長線上に目線を置くのでなく
一気にジャンプアップをもくろんでみるのも
おもしろい。
人に迷惑をかけないレベルでね。