盗撮の県職員を停職1年 上司6人も処分 2008/11/19 14:51
徳島県は十八日、スカートの中をカメラ付き携帯電話で盗撮した西部県民局保健福祉環境部の西條龍之主事(30)を停職一年とした。不祥事が相次ぐ中で犯行に及んだ事実を重視し、停職の中でも最長期間を適用した。
西條主事は十月十一日、徳島駅前の百貨店で女子大生(18)に近づき、携帯電話の写真撮影機能を使ってスカートの中を盗撮。現行犯逮捕され、徳島簡裁から罰金三十万円の略式命令を受けた。
停職一年とした理由について県人事課は▽本人が半年前から盗撮行為を繰り返していたことを認めている▽再発防止に努めている中での犯行▽本年度、盗撮行為で処分された公務員が二人(県職員、徳島市職員)いる中での犯行-を考慮したとしている。また、上司の平田健一・西部県民局保健福祉環境部長(58)を厳重注意処分とした。
また、東部県土整備局元技術主任の片山浩良被告(37)=九月二十二日付で懲戒免職=による無免許での公用車運転、強制わいせつ事件に関し、管理監督責任を問い、同局の上司六人を処分した。
うち音見敬三局長(60)は別の職員不祥事の管理監督責任で七月から二カ月、減給処分を受けたにもかかわらず、局全体を統括する職責について自覚を欠き、適切な対応ができていなかったとし、停職七日とした。井関徹副局長(58)、石井良直副局長(60)は戒告、村澤良一次長(58)、板東通泰次長(54)は文書訓告、八木健治技術課長補佐(57)は厳重注意処分とした。