日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの社会ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 社会ニュース

歴代年金局長が標的、厚生行政へ恨み

 旧厚生省の元事務次官や家族が18日、相次いで凶刃に襲われた事件で、警察庁は「連続テロ」の可能性があるとみて本格的捜査を始めた。

 逃走している犯人像について、専門家が推測した。厚生行政への何らかの「恨み」を持つ人物の可能性や、「義賊」を装いアピールを狙う人物の可能性などが考えられるという。

 犯罪学が専門の藤本哲也中央大教授は、年金問題だけでなく、薬害エイズなどこれまでも厚生行政をめぐる問題が起きていることを挙げ「犯人が、厚生労働省を自分の生活を脅かす存在として考えていてもおかしくない」と犯人の抱く敵対心を推理。「襲いやすいOBを狙ったのだろうが、現役も安全とはいえない」と警告した。

 元警視庁捜査1課長・田宮栄一氏は、犯行状況が似ていることなどから「2つの事件は、同一犯か同一グループの可能性が高いと思われる」と分析。犯行動機については「個人への恨みではなく、行政に対する不満があったと思われる。(不満を持った)その時の行政の、トップを狙ったのではないか。今後も、同様の事件が起きる可能性は否定できない」と話した。

 一方、ジャーナリストの大谷昭宏氏は「30歳ぐらいという目撃情報からは、自分が年金が減るなどの被害を受けた人物とは考えにくい。義賊を装い、世間に向けて自己アピールを狙った、ゆがんだヒロイズムがうかがえる」と犯人像や心理状態を推理。元最高検検事の土本武司白鷗大法科大学院長は「年金問題などに対する不満を抱えた同一犯の可能性が極めて高い」と指摘した。

 [2008年11月19日8時32分 紙面から]


関連ニュース



ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは



PR


社会ニュース

記事バックナンバー


政治ニュース

記事バックナンバー


経済ニュース

記事バックナンバー


国際ニュース

記事バックナンバー




社会ニュースランキング


この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます

  1. 1  埼玉で東京で、厚生次官宅連続殺傷事件 - 社会ニュース
  2. 2  「親の承諾得ていた」と15歳少女誘拐 - 社会ニュース
  3. 3  民主の“奇襲”で国会空転 - 政治ニュース
  4. 4  舛添厚労相「テロだとした許しがたい」 - 政治ニュース
  5. 5  中2女子が酒盛り、注意した教師の鼻折る - 社会ニュース


日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 社会
  3. 社会ニュース

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/PA SportsTicker Inc

ここからフッターナビゲーションです