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当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。
みどりの一期一会
2008-11-16 14:23:47
堺市から回答が届きました/BL(ボーイズラブ)系作品は有害なのか?(janjan・中井伸二)   [福井「ジェンダー図書排除」事件]
 
先日、堺市に提出した
「堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書」に対して、
昨日、堺市教育長から、文書で回答が届きました。



                             堺中央図第1730号
                         平成20年11月14日

上野千鶴子 東京大学大学院教授
「ジェンダー図書排除」究明原告団・代表
はじめ
市民97名/議員46名/7団体 様
                    堺市教育委員会   
                    教育長 芝村 巧
                    (公印省略)

    「堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書」について

 平成20年11月7日付、及び11月13日付、標記申し入れについて、下記のとおり回答します。
                 記
 申し入れのありました特定図書につきましては、廃棄を前提にしたものでなく、他の図書の取扱いと同様に「堺市立図書館資料保存基準」及び「堺市立図書館除籍基準」に基づき取り扱いするものであり、図書館の基本姿勢は、変わるものではありません。
 また、本件における、他者からの個人的主張による不当な介入や働きかけなどは一切ありません。

 堺市立図書館の所蔵図書については「堺市立図書館資料収集方針」に基づき選定し購入しております。収集図書のうち、表紙、挿し絵、イラスト等で特に過激な性的描写等のある図書については、青少年に配慮する観点から、開架せず書庫に収蔵し、請求があった場合には、閲覧・貸出しに対応しています。
 今後とも、堺市立図書館においては、関係法令等に照らし、図書館行政を推進するとともに、市民の皆様に愛される図書館をめざして、取り組んでまいります。


この回答については、あいまいな表現に終始して、
約束した「問いに対する回答」になっておらず問題が多いので、
何らかのコメントを出す予定で、あらためて分析して解説します。

報道によると、堺市は回答を出すにあたって、緊急に館長会議を開き、
「青少年に提供しない」という措置を見直したようです。

「ボーイズラブ」は書庫に、堺市立図書館の5500冊 
朝日新聞 2008年11月14日

 堺市の市立図書館が所蔵する「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれる男性同士の恋愛を題材にした小説計5500冊をめぐり、市民らから賛否が寄せられている問題で、市立全7館の館長会議が14日開かれ、青少年への影響にも配慮して誰でも自由に見られる書棚ではなく書庫で管理する一方、請求があれば18歳未満にも貸し出す方針を決めた。同日から運用を始めた。
 7月、市民から「子どもに悪影響を与える」などとBL小説の廃棄を求める声が寄せられたため、全館を調べたところ、4館で書棚に置かれていた。このため、「一定の配慮が必要」と8月から18歳未満への貸し出しをいったん中止し、対応を検討してきた。
 館長会議では、正当な理由がない限り、特定の資料の特別扱いや撤去をしない、とする日本図書館協会が79年に決議した「図書館の自由に関する宣言」を確認。そのうえで、書棚での管理は教育的配慮に欠けていた▽府条例の有害図書にはあたらない▽未成年の利用実態はほとんどない▽年齢制限に法的根拠はない――などを踏まえ判断した。


そうならそうと、回答に
「『青少年に提供しない』の決定は間違いだったので見直しました」
とはっきり書けばよいのに。

とはいえ、
すべてのひとに開かれた図書館で、利用者を年齢で制限するなんて、
図書館にとっては自滅行為ですから、まずは一歩前進です。


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ここらで、ちょっとこの問題を整理しておきたいのですが、

[59898] 堺市図書館 BL(ボーイズラブ)本のその後2 
過激なBLだけで5500冊だったということか バーク - 2008/11/15(Sat)
結局、堺市が書庫入れしたBLは男性同士の過激なセックスシーンが描かれたBLだけのようです。・・・・・・
 
は事実無根のでたらめ。

わたしが図書館に確認したところによると、匿名市民(男性)に要求されて、
「元々書庫入れにしていた図書数千冊を含めて、
イラストの表紙と挿絵がある本をカウントした数が5499冊」。
「彼らのいう(ボーイズラブ)ではない本も過激な性表現がない本も含まれる」。
「過激な性表現」どころか、いまや「ボーイズラブ」という前提すら崩れました。
わたしたちは、(ボーイズラブ)という表現をやめ「特定図書」としました。

バークと同一人と思われる匿名市民は、現在まで書名さえ特定していない。
そんな要求に屈した図書館も、軽率に違法行為をした批判は免れませんが、
匿名市民のその後の行動は、恣意的に、作品と著者と読者と、
特定図書とちょくせつ関係のないセクシャルマイノリティを
おとしめているとしか思えません。

今回の堺市図書排除問題で、参考になりそうな記事を紹介します。

★栗本薫ファンからひと言。
(11/14「Something Orange」)
 

★なんだかよくわからなくなってきた。。
(11/13__ScrapBook of Plumber11/10)


★堺市図書館論争 まとめと個人的見解 
前・図書館編 - カナタマタコデイズ11/13


★堺市図書館論争 まとめと個人的見解 
後・BL問題編- カナタマタコデイズ11/13


★図書館がBL図書を置く問題について、
参考になりそうな話(1)(2)(3)(4)(火薬と鋼11/2〜)


「図書館がBL図書を置く問題について、参考になりそうな話」に出てくる
アメリカの裁判と図書館協会の例は
『知る自由の保障と図書館』(塩見昇・川崎良孝)
(発行:京都大学図書館情報学研究会/発売:日本図書館協会/2006.12)の、
第5章「アメリカ図書館協会『図書館の権利宣言』と利用者のアクセス」
に詳しいです。申し入れ書の添付資料に、この本をつけました。
最新刊では、『ドイツの公共図書館思想史』
(河井弘志/京都大学図書館情報学研究会/日本図書館協会/2008/10 )
第14章「ファシズムと公共図書館」の図書館への統制と焚書が参考になります。

 

10年先を行くアメリカの論争。
この本については、重要な視点なので、改めて解説を書きます。

「事実は小説より奇なり」。
おっと、わすれちゃいけない、リアル『図書館戦争』(笑)。

最後に、セクシュアル・マイノリティーの視点で書かれた、
とってもよい記事が、インターネット新聞janjan にアップされていますので、
執筆者の中井伸二さんの許諾を得て、以下に転載します。

 BL(ボーイズラブ)系作品は有害なのか? 
<大阪府堺市の市立図書館がとった対応を巡って> 中井伸二
 
インターネット新聞janjan 2008/11/12

大阪の市立図書館を巡るボーイズラブ系小説の取り扱い。これらのニュースの発信がセクシュアル・マイノリティーに対する戸惑い払拭の一助となりますようにと僕は祈るような気持です。皆さんはどんな感想を持たれますか。

 今年、夏のこと。大阪府堺市の4つの市立図書館が、市民からの要望を受け、いわゆるBL(ボーイズラブ)系(※)の小説を、一般利用者の誰もが、すぐ手にとって読むことができる開放書架(開架書籍扱い)から、請求しない限り読むことができない閉架書庫へ移動する措置をとったそうです。
【註(※):BL(ボーイズラブ)系とは、概ね10代の若い美少年同士の同性愛を描いたファンタジック〜コミカルな小説やコミック、デジタルゲームなどを指す。いわゆる「腐女子」「オタク系」を自称する、主に女性マニアたちを中心に絶大な人気を博している。】

 堺市によると、そもそも市立図書館は市民からのリクエストを受け、これまで約20年間に亘り、BL系小説5499冊(総額にして、約370万円相当)を購入。ただし、その数は所蔵図書全体の1%にも満たないとされています。
 BL系小説はもともと、開放書架には置かず、閉架書庫に収めてあったようですが、人気があったために貸出請求が多く、書庫まで取りに行く手間を省く意図から、誰もがすぐ手にとれる開架書籍の扱いをしていたものがあったとのこと。
 ところが、図書館を利用した一部の市民から、BL系小説の「挿絵」の中に、全裸の若い男性同士が抱き合っていたり、下半身に顔をうずめるなど、性行為を想起させるものが含まれており、「子どもたちに与える悪影響」を考えると、「市立図書館の所蔵図書として相応しくない」ので、すべて廃棄するか、売却して「もっと、ほかの有益な本を」購入するようにとの、再三に亘る抗議的要望が、電話によって、あるいは図書館窓口で寄せられていました。
 市民から要望を受けた市立図書館側は、BL系小説のすべてを閉架書庫に収めた上、18歳未満への貸出を禁止することにしました。幸いにして、まだ、それらの廃棄や売却には至っていないようです。
 また、堺市としては「近年、BL系小説の内容が過激になり、配慮が必要であるとして、3年前から収集・購入を控えていたが、(今回の要望を受け)今後は収集・購入を一切しない方針とする(要旨)」との見解を表明しています。果たして、どこまでが本当の話なのでしょう。
 実際のところ、一部市民からの要望を受けるまで、堺市は、BL系の表現内容に、ことさら何の問題をも感じてこなかったのではないでしょうか。つまり、「挿絵」が猥褻だと指摘されるなどとは、全く想定していなかったと。
   ◇◇◇
 呉羽真弓・京都府木津川市議会議員ら41名の市区町議会議員(全国)と、「ジェンダー図書排除」究明原告団(代表・上野千鶴子氏)、「女性を議会に・無党派・市民派ネットワーク」(事務局・寺町みどり氏)の2団体は、「堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書」を堺市長と堺市教育長に提出。市立図書館から特定図書を排除・廃棄する動きを中止し、すみやかに現状復帰させるよう、強く求めています。

 申し入れ書によれば、本件における法的問題点が、次のように指摘されています。
(1)特定の図書を排除することは、憲法で定められた思想・表現の自由など、基本的人権を侵害する行為であり、(禁止されている)検閲にも相当する。
(2)さらに、「住民が公の施設を利用することを拒んではならない」「住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取扱いをしてはならない」などと定めた地方自治法に違反する疑いがあり、住民の一部を不当に差別するものだ。
(3)公立図書館が、法令で定められた「資料収集方針」に従って購入した図書を、一部の人たちの要望により閉架書庫扱いにしたことは恣意的であり、図書館管理者の裁量を逸脱している。
(4)市立図書館側が、問題となったBL系小説には(大阪府条例による)有害図書に相当するものは1冊もないとの態度をとっている一方、今後、18歳未満への貸出を行わないとするのは、「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」で定められた「意見を表明する権利」「表現の自由」「思想・良心・宗教の自由」「干渉又は攻撃に対する保護義務」などに違反している。
(5)性別による差別行為を禁止した「堺市男女平等社会の形成の推進に関する条例」にも違反する。
<要約引用:堺市立図書館における特定図書排除に関する申し入れ書(上述リンク)>

 要するに―――、
○堺市はなぜ、一部の市民だけの要望を容れて、BL系作品の小説を一般利用者から遠ざける判断をしたのですか?
○一部の要望に接した段階で、男性同性愛を扱った作品だと改めて気付き、「そうか、それなら」と、急いで意識的に排除してしまおうとする同調意識が作用したのではありませんか?
○そもそも、慌てて閉架書庫へ格納しなくてはならないほど、毒々しい猥褻さを持った小説(あるいは挿絵)だったのでしょうか? また、猥褻だと判断する基準は、あるのですか?
―――といった、問い掛けを試みていると見ることができそうです。

 事がBLという男性同性愛を扱っている作品に関連する問題と判った瞬間、堺市市立図書館の然るべき立場の方たちが、大慌てで、それらBL作品を当面「見えるところから見えないところへ」移動させ、半ば隠してしまおうとの「ことなかれ」「臭いものに蓋をする」主義に傾いた―――と、洞察することができます。
 市立図書館は、「こっそり隠してしまえば、それで問題は解決だ」と、高を括っていたようにも感じます。これほどの「騒ぎ」にまで発展するとは、予想していなかったに違いありません。
 ところが、一旦こうした前例が成り立ってしまうと、「同性愛的表現は規制しても構わない」「もっと、どんどん規制すべきだ」などの、感情に任せた短絡的な意想が、次から次と、全国へ波及する恐れが生じるのです。
 行政サイドには、同性愛〜LGBT〜セクシュアル・マイノリティーに関する情報認識が皆無だったのかも知れません。ひとえに、人権意識の低さを如実に感じる事件です。行政サイドは、デリカシー(他人の心を思い遣る繊細さ)を全く欠いているのではないかと、ゲイである僕の気持ちには暗澹たるものが横たわります。
 容認されていたBL系小説の開放書架陳列(誰でも、すぐ手にとって読める開架書籍扱い)から一転、閉架書庫へ放り込んで「見えないものにしてしまおう」と決定された際、これが猥褻か否か、その判断の客観的公正さが、どこまで保たれていたのか、でき得れば第三者のしっかりした検証を求めたいものです。

 僕は、BL系作品を好んで読むことはありません。
 BL系作品は、あくまで男性同性愛の当事者ではない、特に女性の作家によって創作される傾向が強く、僕のような「生身のゲイ」から見ると、かなりファンタジックに過ぎ、あくまで空想上の若いゲイ少年たちが織り成す「美しくも儚い純愛」を、極めて幻夢的に描いているように感じてきたからです。
 しかし、たとえそうした独特な視点から、ときに偏った男性同性愛的世界観―――読者の好みやイメージ的願望にのみ沿った作品テイスト―――が顕著に見られるとしても、BL系作品は、結局のところ〔男性同性愛=ゲイ〕を表現しており、また、そうすることに基礎目的を置いていることは明らかだろうとの認識を、僕は持っています。
 場合によっては、BL系作品と出会った10代のゲイ少年たちが、自分のセクシュアリティーを肯定的に捉えるためのメソッド〜ツールとして、それらBL系作品を有用なものとする可能性だってあるのです。
 「子どもたちに与える悪影響」ばかりを心配する親御さんたちに、同性愛に生まれ付いている子どもたちの「心を理解してあげましょう」と、いくら説いたところで、即座に好意的反応が返ってくるとは、残念ながら到底、思えません。
 時代精神の変化には、説明に多大な時間を費やす忍耐力、折々に襲う、まるで理解されない虚脱感との闘い、など様々な努力が必要になることは、申すまでもありません。
 それでも、めげずにこうしたニュースを積極的に発信することが、ヘテロ・セクシュアル(異性愛者)の皆さんの深層心理に根ざす、同性愛〜LGBT〜セクシュアル・マイノリティーに対する「戸惑い」を払拭して差し上げるための一助となりますように……と、僕の心は、つねに祈るような気持ちで一杯です。
(インターネット新聞janjan 2008/11/12より転載 )


今回の図書排除事件は、わたしたち自身の深層心理に根ざす
「戸惑い」と「偏見」に対し、大きな問いを突きつけます。

あなたはどこに立つのか、と。

わたしもまた、当事者として、この問題から目をそらさずに、
積極的に情報発信をつづけていきたいと思います。


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堺市らしい返答 (堺 だいすき)
2008-11-16 17:51:45
堺市らしい返答だと思います。そもそも、5000冊あまりの本ということに関して、疑問を持っていました。
政治等に弱い堺市の体質がもろにでていますね。
一度、しっかりと全ての事実関係を調べて、問題点を明らかにする必要があると思っていますが、・・。
参考までに、何が問題だったんでしょうか・・。
感想をお知らせいただければありがたいと思っています。

更に、どのような資料を情報開示されたのでしょうか
。 

因みに監査請求はどのようになったのでしょうか・・。
堺市からは、監査についてはプレスされていませんが・・。
よろしくお願いします。
 
 
 
お返事。 (みどり)
2008-11-16 19:34:44
★堺 だいすきさん


訪問してくださってありがとうございます。
わたしも、堺には幼馴染が住んでいて、好きなまちです。
たくさんの堺市民の方に関心を持ってほしいです。

>一度、しっかりと全ての事実関係を調べて、問題点を明らかにする必要があると思っていますが、・・。

伝聞ではない事実関係を明らかにするために、関連文書を公開請求しました。
請求したのは「今回の事件に関係するすべての文書」です。
1.ホームページ記載の5,499冊の書名、著者、出版社、購入金額などをまとめた文書(図書リスト)、及びそれ以降昨日9月7日までに増減されている場合の9月7日時点の図書リスト。
1. (図書リスト)について、記載の図書の移動の発端から今日に至るまでに作成・取得した文書のすべて。
1.堺市図書館の運営およびシステムがわかる文書(図書・資料の収集・廃棄基準、書庫等の管理、意思決定方法等かわかる規定、内規等を含む)

手元には、図書リストを含めて1000枚以上あります。

問題点については、そんなに簡単ではあないので、一言では説明できません。
それをひもといて、つど書いていますから、興味があったら、記事をさかのぼってお読みください。
何が起きたかの事実関係は全体像が分かってきましたが、ではなぜこのようなことが起きたのか、については、まだ分からないこともあります。

>因みに監査請求はどのようになったのでしょうか・・。

監査請求は、監査委員が調査し、結論を出します。
堺市は、その一方の当事者で、プレスする立場にありません。
監査委員は、請求の翌日から60日以内に結論を出す決まりがあります。
 
 
 
違う立場でしょうか? (物書きの末席にいる者)
2008-11-17 09:07:19
こんにちは。
私も差別、偏見を憎む者です。

私の場合は閉架されたボーイズラブの処置と同時に、現在この図書館に置かれている他の性をテーマにした本も調べることにしました。
いくつかの出版社を調べたところ、いわゆる性をテーマにした女性向けの本(今はボーイズラブと考えてもらってかまいません)、男性向けの本の両方のレーベル(すべてが有害図書ではない。当然ながらボーイズラブと同じように内容にも差があります)を扱っているところがあっても、女性向けの本だけを購入しているという状態が浮かび上がってきました。
有害図書としてしていないから、購入、閉架して未成年にも貸し出す、とした今回の結果から、今後はリクエストがあれば今まで購入されていない、有害図書ではない性的な男性向けの本も購入していただけるのですよね? とたずねたところ。
「保証できない」「有害図書を基準にするのではなく、あくまでこちらで決める」とのことでした。
どうして男性向けの本は駄目なのですか? リクエストが多数あっても平等に購入する気はないのですか? あくまで職員が内容を考慮して自分たちで決めるというのですね? 性差別ではありませんか? そもそも性的な本の内容を公平に扱わなかったから問題が起きたのではありませんか? と問い詰めたところ、言っていることは理解できますが……とそれ以上の答えをいただくことはできませんでした。

ボーイズラブにはこの結果が出ましたが、男性向けの性的な本については今後も偏見を持って対処するのだな、と感じる答えでした。

この図書館の対応についてどう思われますか?
私は性差別ととりましたが。
私はボーイズラブを排除しろとの考えをもっていません。性的な本を平等に扱ってほしい、との考えを持っています。
個人的なことをいうと、両方とも読みませんが。


*男性向け女性向けは「いわゆる」です。

*この図書館に一定量(それでも差は歴然としていますが)の男性向けの性的な本が置かれていることも知っています。

*ボーイズラブの中でもレーベルによって過激さが違うことも知っています。
 
 
 
re:お返事。 (堺 だいすき)
2008-11-17 18:50:39
>堺市からは、監査についてはプレスされていませんが・・

と書きましたが言葉足らずで・・・

本日、監査から報道提供されました。
13日付で受理ということです。
 
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