― もう一度、同じチームでやりたい?
全員 すごくやりたいですね!!
― じゃあ、99ナイジェリアチーム対07カナダチームの試合をやろうよ。
福元 いいですね。
― でも、ナイジェリアってすごいメンツだよ? 小野、高原、稲本、小笠原、中田浩二、遠藤、加地、本山、播戸、永井…
梅崎 やばっ!
福元 やっぱり、俺らがもうちょいベテランにならないと、ムリっすね。(笑)
森重 そうじゃなきゃ、絶対無理ですよ。
福元 こういうことを考えると、カナダ組…って意識しますよね。他のメンバーたちが出ているのを見ると、負けられないな…じゃないけど、刺激になるし。いいチームだったと思いますよね。
― さあ、最後ですが、トゥーロンでフランス、ドイツと戦い、カナダではスコットランド、コスタリカ、ナイジェリア、チェコと戦いました。その中でどんな経験を得て、どう世界との距離を感じましたか?
梅崎 正直、やれるな…という。個人ではなかなか勝てませんけど。身体能力も高いわけではないですし、背も高いわけではありません。でも、チームとして、ああいう戦い方をすれば、絶対に上に行けるなと思っていたし。だからこそチェコにあそこで負けたのは悔しかったですし、もっと行けるところを見せたかったですね。
福元 ある程度やれるという自信もついたし。でも、まだまだだという気持ちもあって、半々だというか。自分たちのサッカーが通用したので、日本はああいうサッカーをしなくちゃいけないなって感じたことが良かったかな。それがまた自信になりました。
森重 やっぱり組織がしっかり作れた時は、チームとしては全然負けていませんでしたし、チェコ戦だって、みんななんで負けたんやという気持ちだっただろうし。でも自信になったと思うんですね。この年代はこれだけできるんだという。そういう面では「ああ世界は広いなあ」とは思いませんでした。遠くはなかったというか。
梅崎 もうちょっとサッカーの強い国とやりたかったな、俺は。スペインとか。
福元 そうだよね。
― ぜひ五輪の舞台で強豪国と闘ってください。次は武田選手です。
※このインタビューは2007年に行われました。
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