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東洋理機、お好み焼き作る双腕ロボット開発
東洋理機工業(大阪市西淀川区、細見成人社長、06・6473・6667)は人と同じ道具を使ってお好み焼きを作る双腕ロボット「お好み焼きロボット」を開発した。音声の認識・合成機能を持ち、客から「ネギ焼き」などの注文や好みの調味料を聞くなど、人とコミュニケーションをとれる。製作費は約1500万円。飲食業向けだけでなく、技術教育などの実演といった幅広い分野へ応用を働きかける。
安川電機製のロボットを利用した双腕ロボットが、鉄板の上でお好み焼きを作る。腕など稼働する部分は15軸。素材が入ったボールをスプーンでかき混ぜて鉄板に移し、スプーンをコテに持ち替え、形を整え両腕で裏返して焼く。「ブタ玉」「ネギ焼き」の2種類の注文を聞き分け、調味料はソース、しょうゆ、マヨネーズを好みによって注文できる。切って皿に載せるまでを自動化した。
(掲載日 2008年11月18日)
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