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豪、独自のクジラ調査実施へ 日本の調査捕鯨に対抗

2008年11月17日17時20分

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 【シンガポール=杉井昭仁】オーストラリアのギャレット環境相は17日、クジラを殺さない科学的な生態調査を独自に実施する、と発表した。調査技術の開発などと併せ向こう1年間で約600万豪ドル(約3億7千万円)を投じる。「日本の調査捕鯨をやめさせるという政府の方針の一環だ」と説明している。

 環境相は音響調査や上空からの追跡などでクジラの生態調査は可能だと主張し、「豪州政府はクジラを理解するのに、殺害する必要はないと考えている」と述べた。日本を含む国際捕鯨委員会(IWC)加盟国に調査への参加を呼びかけるとしている。

 豪AAP通信によると、環境相は記者団に対し、日本の調査捕鯨を追跡するため、昨年のように巡視船を派遣するかどうかについては「まだ決まっていない」と述べた。

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