複数の病院に受け入れを断られ、重体になったり死亡した妊婦の家族が18日、舛添要一厚生労働相と面会し、問題の徹底検証を求める要望書を提出した。舛添厚労相は「厚労行政を預かる者として申し訳ない。国民の命を守るため全力を挙げたい」と謝罪した。
面会したのは、9月に杏林大病院(三鷹市)などに受け入れを断られ重体になっている女性の夫(39)と、10月に墨東病院(墨田区)などに拒否され死亡した女性の夫(36)。
構造的な要因に踏み込んだ原因分析や、第三者による調査などを求め、併せて「病院側や都の家族への情報開示が十分でない」と指摘した。舛添厚労相は、病院の当直体制などの情報を得ていなかった点などを挙げ「私も反省しないといけない」と述べた。【清水健二】
毎日新聞 2008年11月18日 20時45分