広島放送局

2008年11月18日 12時28分更新

芦田川のダム 取水制限


福山市と府中市の水源になっている芦田川のダムの貯水量が減り、今後も雨が少ない状況が予想されることから、18日から工業用水と農業用水の取水を20%制限することになりました。

17日、福山市で開かれた芦田川渇水調整協議会には、国土交通省と福山市や府中市の水道担当者が集まり、国からダムの現状が報告されました。
それによりますと、福山市と府中市の水源になっている芦田川の2つのダム、八田原ダムと三川ダムの17日の午前9時現在の貯水量は、1469万5000トンで、貯水率は41.6%まで低下して
います。
気象庁の長期予報によりますと、水不足を解消するほどの雨は当面、期待できないということです。
このため18日正午から、工業用水と農業用水の取水を、20%制限することになりました。
今のところ、家庭で利用する飲み水などの上水道は制限されません。渇水調整会議では年末にもう1度会議を開き、さらに取水制限を強化するかどうか、検討することにしています。
芦田川のダムでは平成14年11月下旬から翌年3月上旬まで、工業用水と農業用水の取水を制限したことがあります。