岡山放送局

2008年11月18日 10時15分更新

ハンカチで巨大アート


身近な素材、ハンカチを使って巨大なアートをつくろうという催しが17日から、岡山市で行われています。

この「ハンカチアートプロジェクト」という催しは、県内の子どもたちにクレヨンやペンで家族の似顔絵や好きなものなど思い思いの絵を描いてもらったハンカチ、15万枚を使って岡山県立美術館を包み、巨大な芸術作品に仕立てようというものです。

17日は、川崎医療福祉大学で美術を学んでいる学生、20人あまりが制作の作業を行いました。

ハンカチは長さおよそ18メートルの25本の帯につなぎ合わされ、学生たちは美術館の屋上から地面に向かってゆっくりと降ろしました。

学生たちは互いに声をかけ合いながら、ハンカチの巨大な帯が美術館の壁をすき間なく覆うように位置を調整していました。

制作に参加した学生は「小さなハンカチでもたくさんつなぐと重みが出てたるむので慎重に取り付けています。町を通りかかるたくさんの人に見てもらいたい。」と話していました。

また、催しを企画した川崎医療福祉大学の藤原洋次郎教授は「ハンカチという身近な素材がつなぎ合わされることによって非日常的なアートに変化する驚きを感じてもらいたい」と話していました。
今月21日には制作が終わり、美術館全体がハンカチで覆われることになっています。