2008年11月18日 10時15分更新
渡り鳥が訪れる時期になり、野鳥からニワトリなどに感染する恐れがある、鳥インフルエンザを防ぐための講習会が、岡山市で開かれました。
この講習会は、鳥インフルエンザが発生したとき、被害の拡大を防ぐためどのように対応したらよいか学ぶため開かれたもので、岡山市内の会場には、中国四国農政局や岡山県の職員など320人あまりが集まりました。
はじめに、岡山家畜保健衛生所の大内紀章特別研究員が講演し、国内や韓国で起きた鳥インフルエンザの被害の事例について説明した上で「ニワトリなどの家畜が突然死したら、周辺に異常がないかの確認や卵の出荷をとめる措置をすばやく行うことが重要だ」と述べました。
このあと、鳥インフルエンザが発生した場所で消毒を行う際に使う防護服を正しく身に着ける訓練が行われ、参加者たちはゴーグルと顔の間や袖などにすき間ができないよう真剣に取り組んでいました。
県内では去年1月、高梁市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生していて、渡り鳥が訪れるこの時期に感染のおそれが高まるとして、農政局では、感染のおそれがあるときにはできるだけ早く連絡するよう呼びかけています。