野球の独立リーグに、史上初めて女子プロ野球選手が登場することになりました。16歳の現役女子高生・吉田えり投手は、「魔球」、ナックルボールで男性バッターに挑みます。
16日、関西独立リーグのドラフト会場で、球史に残る大事件が!
「神戸ナインクルーズ、第7位選択、吉田えり投手」
神戸ナインクルーズが指名したのは、なんと女性。神奈川県立川崎北高校に通う、吉田えりさん、2年生。
Q.プロ野球選手になるのってどんな気持ち?
「いや〜、なんか実感がわかないです」
見れば見るほど、普通の女子高生。しかし、彼女は男性にもなかなかマネ出来ない「魔球」を持っているんです。
それは、ナックルボール!ボールが不規則に変化しながら、落ちていく変化球。その凄さはメジャーでも。レッドソックスのウェイクフィールド投手は、このボールでなんと通算178勝。バッターはおろか、キャッチャーでさえも捕るのに苦しむ、まさに魔球です。
今月4日に行われたトライアウトでは、男子選手相手にシート打撃に登板。1回をノーヒットに抑えました。
見事、夢を叶えた16歳。えりちゃんは、来年3月からチームに合流する予定です。
「ナックルボールでちゃんと打ち取ること、ちゃんと実力でプロ野球選手になれたということを、実現したいっていうことですね」(吉田えりさん)
(17日16:10)