「面倒くさい」と捜査書類破棄 警視庁、職員を懲戒処分「事務作業が面倒くさかった」と郵送を依頼された捜査書類をシュレッダーで裁断するなどしたとして、警視庁は14日、公文書棄損の疑いで、田無署の男性職員(25)を書類送検し、停職1カ月の処分にした。職員は同日付で辞職した。 調べでは、職員は昨年11月から田無署の会計課で、郵便物の切手張りなどの仕事に従事。今年4月から6月にかけ、刑事課員らから頼まれた捜査書類4通をシュレッダーにかけたり、自宅に持ち帰って風呂の水に浸したりして棄損した疑い。 職員は「往復の速達郵便や、郵便局に出向く必要のある簡易書留など、煩わしい作業が必要な書類を破棄した。仕事が面倒くさくなった」と話しているという。同署の会計課には毎月20、30通の発送依頼があった。 他県警から「郵便物が届かない」と照会があり、発覚した。警視庁は「遅延は生じたが、捜査ができなくなったものはない」としている。
【共同通信】
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