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市川容疑者、事件直前まで長時間飲酒か 大阪・富田林ひき逃げ
大阪府富田林市の国道で新聞配達員の少年(16)が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、自動車運転過失致死容疑などで逮捕された河内長野市小塩町、大工、市川保容疑者(41)が事件直前までの約7時間にわたり飲酒していた可能性があることが17日、分かった。市川容疑者は逮捕後の飲酒検査でも呼気からアルコール分が検知されており、富田林署は市川容疑者が相当量の飲酒をしていたとみて捜査している。
同署は同日午前、同容疑などで市川容疑者を大阪地検堺支部に送検した。
関係者によると、市川容疑者は大阪狭山市内の工務店に勤務。事件前日の15日は午前8時ごろに、自宅から犯行時に乗っていた軽ワゴン車で、堺市内の建築現場に直接出勤した。午後7時ごろに仕事を終え、同じ軽ワゴン車で建築現場を離れたという。
被害者の東川達也さんがミニバイクで新聞配達中、市川容疑者の車に追突されたのは翌16日午前2時50分ごろ。市川容疑者は帰宅途中だったとみられ、事件直前まで飲酒していたとすると、約7時間にわたり酒を飲んでいたことになる。
同署は事件発生から約7時間後に市川容疑者を逮捕。直後に飲酒検査したところ、アルコール分が検知された。事件前の飲酒から長時間が経過しているにもかかわらず酒気があったことから、同署は市川容疑者の飲酒量がかなり多かったとみて飲酒場所についても捜査を進めている。
また、市川容疑者は今年6月中旬にも酒気帯び運転で摘発され、30日間の免許停止処分を受けており、同署は市川容疑者が飲酒運転の常習だった疑いもあるとみて追及している。