今週のメインレースは、
最強牝馬決定戦の
第33回エリザベス女王杯である。


第33回エリザベス女王杯は、
ウオッカ及びダイワスカーレットの
最強4歳牝馬の2頭や
秋華賞馬ブラックエンブレムが
不在と言うこともあり、
混戦が予想される。


例年のエリザベス女王杯は、
古馬vs3歳馬という世代間抗争を
象徴するレースとなっており、
近2年のエリザベス女王杯では
3歳馬が勝利を収めている。


よって、
今年の第33回エリザベス女王杯でも、
3歳馬を重視して予想すべきなのだろうか?


その3歳世代の女王決定戦の秋華賞組からは、
2着のムードインディゴ(福永祐一)、
5着のエフティマイア(蛯名)、
6着のリトルアマポーラ(ルメール)、
8着のレジネッタ(小牧太)、
10着のトールポピー(池添)、
14着のレッドアゲート(藤田)及び
15着のマイネレーツェル(川田)が
第33回エリザベス女王杯に出走を予定している。


ムードインディゴは、ローズステークス及び秋華賞で連続2着の成績が示すように、充実した今ならば3歳牝馬の中では上位評価を与える必要がある。


但し、
ムードインディゴの秋華賞の2着は、
夏場で力をつけたことも確かだが、
1枠でコースロスのない競馬をさせた
福永騎手の好騎乗によるものでもある。


また、ムードインディゴ自身が古馬相手のクイーンステークスで8着に敗れていることや、秋華賞の4着馬が1000万を勝ったばかりのブライティアパルスであったことを考えると、今年の3歳牝馬世代のレベルが低い可能性もある。


よって、
第33回エリザベス女王杯においては、
ムードインディゴに3歳馬の中では
上位評価を与えるべきだが、
3歳牝馬のレベルを考慮して
最終評価を決定すべき
と競馬ナビでは判断している。


一方、秋華賞5着のエフティマイアは、
近2走の内容では
第33回エリザベス女王杯で通用しない可能性が高いが、
桜花賞及びオークスで連続2着した内容は、
3歳牝馬ではトップクラスである。


よって、
第33回エリザベス女王杯においては、
いつ好走するか分からないエフティマイアに
押さえ程度の評価は与えておくべき
と競馬ナビでは判断している。


一方、リトルアマポーラ、レジネッタ及びトールポピーの秋華賞の敗戦は、終始外を回らされてのものであり、3馬身程度の着差を考えると悲観すべき内容ではない。


よって、
第33回エリザベス女王杯が
追い込み有利の展開になるようであれば、
リトルアマポーラ、レジネッタ及び
トールポピーの3頭が、ムードインディゴ及び
エフティマイアの秋華賞上位組を
逆転する可能性が高い。


特に、
休み明けで大外から34秒3の脚で
6着に追い込んだリトルアマポーラには、
名手ルメール騎手騎乗ということをも考慮して、
要注意と競馬ナビでは判断している。


一方、
レッドアゲート及びマイネレーツェルは、
秋華賞で負けすぎなので、
第33回エリザベス女王杯で好走する可能性は低い。


3歳牝馬の別路線組では、
ポルトフィーノ(武豊)が
第33回エリザベス女王杯に出走する。


ポルトフィーノは、
キャリア4戦で3勝と底を見せておらず、
休み明けで臨んだ清水ステークスでは
抑える競馬を覚えたこともあり、
第33回エリザベス女王杯で
通用してもおかしくない素質馬である。


しかしながら、ポルトフィーノはエアグルーヴの子供で武豊騎手騎乗ということもあり、実力以上に人気となる人気先行タイプであることも否めない。


よって、
第33回エリザベス女王杯においては、
ポルトフィーノの未知の魅力を認めつつも、
馬券の期待値を高めるためには、
過剰に人気になるポルトフィーノを
押さえ程度の評価にとどめるべき
と競馬ナビでは判断している。


一方、
古馬のステップレースの府中牝馬ステークス組からは、
1着のブルーメンブラット、
2着のカワカミプリンセス(横山典)、
3着のベッラレイア(秋山)、
4着のレインダンス(武幸四郎)、
6着のヤマニンエマイユ及び
8着のアルコセニョーラ(武士沢)が
第33回エリザベス女王杯に出走を予定している。


ブルーメンブラットは、府中牝馬ステークスでカワカミプリンセスをアッという間に差し切っており、2200mの距離の第33回エリザベス女王杯であっても、好走する可能性が高い。


よって、
マイルチャンピオンシップではなく、
第33回エリザベス女王杯に出走してくることがあれば、
ブルーメンブラットには高い評価を与えるべき
と競馬ナビでは判断している。


一方、カワカミプリンセスの府中牝馬ステークスの2着は、高速馬場を逃げ馬から離れた2番手で追走する展開に恵まれてのものであり、特に褒められる内容でもない。


ただし、
休み明けで馬体に余裕があったことを考慮すると、
第33回エリザベス女王杯では
カワカミプリンセスはもう少し走れるハズである。


よって、
3歳時の完璧な強さはないにせよ、
牝馬限定の第33回エリザベス女王杯では
カワカミプリンセスが好走する可能性は
かなり高いと競馬ナビでは判断している。


一方、ベッラレイアは、
今年の春の競馬では人気を裏切り続けたが、
前走の府中牝馬ステークスで
3着に追い込み復調気配をうかがわせた。


もともと、ベッラレイアは、ダイワスカーレット、ウオッカとともに4歳牝馬世代の3強といわれた馬であり、4歳牝馬世代のレベルの高さを考えると、このメンバーならば好走して当然である。


よって、
ダイワスカーレット及びウオッカが不在の
第33回エリザベス女王杯においては、
4歳牝馬代表のベッラレイアに高い評価を与えるべき
と競馬ナビでは判断している。


一方、レインダンスは、
前走の府中牝馬ステークスで4着に好走し、
ベッラレイアと同様に、
一次のスランプから脱した感がうかがえた。


去年の秋華賞において、レインダンスは、ダイワスカーレットの2着と、ウオッカ及びベッラレイアに先着を果たしていることから、スムーズな競馬さえできれば第33回エリザベス女王杯でも好走可能である。


よって、
実力の割にあまり人気にならない
レインダンスに穴馬として
高い評価を与えることによって、
馬券の期待値を高めるのも一つの手
と競馬ナビでは判断している。


第33回エリザベス女王杯には、
トレラピット(ブフ)及び
フェアブリーズ(ヘルフェ)の
2頭の外国馬も出走を予定している。


トレラピット及びフェアブリーズは、
レースを見たことないので、
現時点で評価を下すことはできない。


よって、
海外のレース及び今週の調教をビデオで分析して、
トレラピット及びフェアブリーズの
最終的な評価を下す予定である。


以上のように、競馬ナビは、
第33回エリザベス女王杯に出走する
有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの
様々な要素を加味して、
第33回エリザベス女王杯の最終的な予想を決断する。


競馬ナビのファンの方は、
第33回エリザベス女王杯の予想をお楽しみに
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