2008年11月17日

◆ マイ・マップの現状2

 マイマップの惨状について、マスコミも着目しつつあるようだ。読売新聞が報道している。

 ──

 以下、読売の記事から一部抜粋。
《 名前・住所を公開、全国37校980人…グーグルマップ 》

 インターネット上の無料地図情報サービス「グーグルマップ」で、名前や住所などの個人情報が誰でも閲覧できる状態になっていた問題で、小中高校などの教員らが誤って公開してしまった児童・生徒の個人情報が、全国で少なくとも37校の約980人分に上ることが16日、読売新聞の調査でわかった。
 落とし穴となっているのがプライバシー設定。「自分用の地図」がうたい文句なため、自分だけが閲覧できると思いがちだが、初期設定は「一般公開」となっており、「限定公開」に変えないと、情報が不特定多数に見られてしまう。
 特に、情報流出の恐れが相次いで指摘されているのが、教員が家庭訪問のために作成した地図で、児童生徒の氏名や住所、電話番号までが閲覧できるものもあった。千葉県内の中学教頭(52)は「家庭訪問は年度当初に行われることが多く、土地カンのない先生は、生徒の家を探して歩くのはなかなか苦労するので、住所を打ち込むだけで訪問先一覧が出来るグーグルマップは便利」と話す。別の教員も「マイマップなら最短の訪問ルートもすぐ検索できる」と言う。
 登録した情報は「削除」ボタンをクリックすれば消える仕組みになっているが、「削除したはずなのに、まだ情報が閲覧できる状態になっている」との苦情も相次いでいる。
 グーグル広報の説明によると、利用者が登録した情報はグーグルの持つ複数のサーバーに複製される仕組みのため、一時記録が消えきらないケースがあるという。「要請があったものはできるだけ早く削除する」と釈明している。

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 グーグルマップを巡るトラブルは、企業や病院などでも起きている。大手ゲームソフト会社「セガ」(東京都大田区)では、アルバイト採用の応募者 115人分の情報が流出していたことが判明。名古屋市の病院の場合、人工透析の治療を受ける患者や、併設する介護老人保健施設のデイケアサービス利用者計80人分の氏名と住所、電話番号などが閲覧可能に。
 総務省固定資産税課でも、課内の緊急連絡用に作成した職員約30人の自宅住所の一覧が閲覧できる状態になっていた。

( 2008年11月17日 読売新聞



 ※ 上記は一部抜粋なので、もっと詳しいことは、上記サイトを見てください。

 ※ 他にも同様の記事はある。
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/081112/23942.html
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081108t23030.htm
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0811/09/news001.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/10/news047.html

 下記ページでは、自動保存による自動公開を、特に解説している。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0811/16/news002.html

 ※ この記事、まるで自分が発見したような調子で書いているが、高木氏の指摘のパクリじゃないんですかね? 

 ※ 私からは特にコメントしません。本項は、情報のみ。
   私の考えは、他の項目で示しています。
posted by 管理人 at 12:07| Comment(0) | Google
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