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社会

小児科救急の当番病院「新聞掲載を中止」 神戸 

12月から 軽症患者の受診減らすため

 神戸市内の病院でつくる市第二次救急病院協議会(吉田耕造会長)は十七日までに、神戸新聞など各新聞に掲載している休日・夜間の小児科当番病院について、十二月から紙面掲載をやめる方針を決めた。同協議会は「軽症患者の受診につながり、本来の診療体制が維持できない」と説明。一方、保護者からは「事情は分かるが、いざというときに不便では」など不安の声も出ている。

 同市によると、小児科の二次救急病院の輪番制は一九九一年に開始。新聞紙面の掲載は九八年に始まった。同協議会の十一病院が協力し、六甲アイランド病院(同市東灘区)や西神戸医療センター(同市西区)などとともに、市内の小児救急医療を支えている。

 二次救急病院は手術や入院が必要な患者が対象だが、実際は軽症患者が九割ほどを占め、医師の負担が増えている。当番病院は平日一病院、土日曜は二病院だが、医師不足もあって体制維持が難しくなっているという。

 半数近くが新聞を見て来院したとの推計もあり、軽症患者の受診を抑えるため紙面掲載をやめることにした。神戸市と同協議会は「迷惑をかける面はあるが、理解してほしい。各新聞社には当番病院を案内する電話番号を掲載してもらえるよう要請したい」とする。

 東灘子育てサークルネットの人羅亜矢子代表(41)は「今のままの掲載がありがたいが、救急医療が抱える問題も理解できる。案内の電話番号はぜひ載せてほしい」と話している。(紺野大樹)

(11/17 21:54)

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