最新記事一覧
医師は50~70代の3人/鎌倉市医師会、産院の医療スタッフ内定
- 子育て・教育
- 2008/11/17
鎌倉市医師会(細谷明美会長)は十七日、同市小町に開設を予定している産科診療所の医療スタッフが内定したと発表した。既に内定している雨森良彦院長(76)を含め医師は五十~七十代の男性三人。全国的にも珍しいという「医師会立」の産院は来年二月中旬から診療を開始する。
診療所は市内でお産可能な産院が一カ所しかないという状況を受け二〇〇六年秋、市が医師会に計画を提案した。市も施設整備や運営補助として補助金約三億円を支出する。ベッド数は八床で、出産は三月から可能という。利用希望者にはオープンまで市内の産婦人科医で妊婦健診を受けてもらい、そこで診療所での出産の予約をしてもらう。
医師三人のほか、二十~六十代の助産師九人、看護師三人が常勤する体制となる。雨森院長ら医師は三日に一度の当直勤務も行う。現在、以前の高齢者向け福祉施設(鉄筋二階建て、総床面積約六百三十平方メートル)を診療所に改修中で、一月中旬に完成する。
また、診療所の愛称を宝石をちりばめた冠形の装飾品をイメージした「ティアラかまくら」に決めた。「生まれてくる子どもはみな、王子さま、お姫さま」という思いから名付けられたという。今年八月に募集したところ、八十一件の応募があった。
このエントリーへのトラックバックURL:http://www.kanaloco.jp/trackback/40671/