November 17, 2008
よく考えてみると(2)
よく考えてみると
いささか軽率な書き方だったと反省している。
もう1日ぐらいあれば、もっとじっくり考えられたのだが…。
テーマ自体が難題。そんな簡単に答えが出るなら
新日本プロレスだって困っていない。
さて、棚橋のことを前頭と書いたことにより、
本人及びファンの人が気分を害したのであれば
申し訳ないと思う。
しかし棚橋選手のTNAでのポジションが前頭だったことは事実だ。
私が言いたかったこととしては「棚橋は前頭じゃもったいない」
ということと「もっと上を狙えるし、狙うべき」ということ。
今回のドームでベルトを取った場合、どれほどの感動が生まれるのか。
聞くところによると、ほとんどのファンは挑戦者が棚橋になり、
棚橋が武藤からベルトを奪回すると見ているのだという。
で、これがその通りになっちまったら、どんだけの感動が生まれるのか。
その辺が問題なんですよぉおおおおお。
「後藤にゴールドバーグを演じるだけの説得力がない」
との声もある。確かにいまのままではない。
しかし、説得力のある新必殺技を1つだけ開発すればそれだけで引っ張れる。
まだ誰もやったことのない技で、片っ端から秒殺すればいい。
問題はその力量が後藤にあるかどうかである。
従来のプロレスにおける大切なこととして、
「強そうにみえる」という部分がある。
新プロレスともいえるドラゴンゲートあたりになると、
「強さを売りにしないプロレス」になるが、
新日本、全日本、ノアの三団体は伝統的なプロレス。
だから新日本のファンは「新日本のエースはノアや全日本や、
MMAのどの選手よりも強い」と思っていたいわけだし、
そう思わせてこそナンボの商売である。
特に新日本はそれで売ってきた。
ところが永田選手のヒョードル戦での完敗が
それをブチ壊してしまった。
本来ならヒョードル戦直後の永田選手を新日本の他の選手が
もっと見事な形で秒殺し「俺にだって出来る」とアピールすれば
よかったし、永田選手は永田選手で、1年ぐらい、もし無理でも
半年ぐらい新日本のリングを離れて、梶原一騎ストーリーばりに
山篭り特訓でも行い、髭ぼうぼうでホームレスのような格好で
突然会場に現れ、挑戦を表明して、しっかりと完璧なリベンジを
果たせばよかった。
その時に必要だったのは「強くなった永田ならヒョードルにだって
リベンジが出来る」と思わせるような雰囲気がなければいけなかった。
新日本プロレスはその辺の、とても大切なリカバリーを
怠った。これがビジネスが落ちた大きな要因のひとつ。
プロレスのうまさでは恐らく新日本で一番の永田選手であるが、
リカバリーされないまま天下を獲るのは苦しい。
それでも試合内容だけで考えれば1・4の挑戦者は永田選手だと思う。
強そうなイメージからしたら中邑選手がいい。でも今回中邑選手が
武藤敬司からIWGP王座を奪取してどれほどの感動が生まれるかと
考えれば、難しいものがある。
ここ数年、新日本プロレスは中邑&棚橋路線でやってきた。
だからフレッシュさに欠ける。ぶっちゃけ「いまさら」である。
今年のG-1の後藤はその点で新鮮だった。
新たな感動だったのではないか。
それがいい感じに上がってきたところを、
武藤敬司の生け贄にされて…気の毒な話である。
棚橋、中邑に後藤が並んで新三銃士…これは理想的だったのに。
F野郎の私への反論として「前頭が横綱とやっちゃ駄目ですか?」
というのと「新日本に武藤に対抗する横綱がいますか?」という
2つがあるかもしれない。
1つ目は「駄目です」
2つ目は「いません」
となる。
ハッキリ言ってしまえば、今回のドームにはToo late
武藤にベルトを取られた時点でか、
もしくはその前から
誰かをビルドアップし始めなければならなかった。
私の出せる結論というか1・4の理想論としては
武藤敬司の王座防衛。
誰かが本当に仕上がるまで、それしかないだろう。
棚橋がいまのまま挑戦するとしたらもったいない。
勝つにしろ負けるにしろ中途半端すぎる。
本当はもう決まってしまっているんだろうが、
本当にもったいない。
もうちょっとタメがなきゃ感動は生まれないよ。
いささか軽率な書き方だったと反省している。
もう1日ぐらいあれば、もっとじっくり考えられたのだが…。
テーマ自体が難題。そんな簡単に答えが出るなら
新日本プロレスだって困っていない。
さて、棚橋のことを前頭と書いたことにより、
本人及びファンの人が気分を害したのであれば
申し訳ないと思う。
しかし棚橋選手のTNAでのポジションが前頭だったことは事実だ。
私が言いたかったこととしては「棚橋は前頭じゃもったいない」
ということと「もっと上を狙えるし、狙うべき」ということ。
今回のドームでベルトを取った場合、どれほどの感動が生まれるのか。
聞くところによると、ほとんどのファンは挑戦者が棚橋になり、
棚橋が武藤からベルトを奪回すると見ているのだという。
で、これがその通りになっちまったら、どんだけの感動が生まれるのか。
その辺が問題なんですよぉおおおおお。
「後藤にゴールドバーグを演じるだけの説得力がない」
との声もある。確かにいまのままではない。
しかし、説得力のある新必殺技を1つだけ開発すればそれだけで引っ張れる。
まだ誰もやったことのない技で、片っ端から秒殺すればいい。
問題はその力量が後藤にあるかどうかである。
従来のプロレスにおける大切なこととして、
「強そうにみえる」という部分がある。
新プロレスともいえるドラゴンゲートあたりになると、
「強さを売りにしないプロレス」になるが、
新日本、全日本、ノアの三団体は伝統的なプロレス。
だから新日本のファンは「新日本のエースはノアや全日本や、
MMAのどの選手よりも強い」と思っていたいわけだし、
そう思わせてこそナンボの商売である。
特に新日本はそれで売ってきた。
ところが永田選手のヒョードル戦での完敗が
それをブチ壊してしまった。
本来ならヒョードル戦直後の永田選手を新日本の他の選手が
もっと見事な形で秒殺し「俺にだって出来る」とアピールすれば
よかったし、永田選手は永田選手で、1年ぐらい、もし無理でも
半年ぐらい新日本のリングを離れて、梶原一騎ストーリーばりに
山篭り特訓でも行い、髭ぼうぼうでホームレスのような格好で
突然会場に現れ、挑戦を表明して、しっかりと完璧なリベンジを
果たせばよかった。
その時に必要だったのは「強くなった永田ならヒョードルにだって
リベンジが出来る」と思わせるような雰囲気がなければいけなかった。
新日本プロレスはその辺の、とても大切なリカバリーを
怠った。これがビジネスが落ちた大きな要因のひとつ。
プロレスのうまさでは恐らく新日本で一番の永田選手であるが、
リカバリーされないまま天下を獲るのは苦しい。
それでも試合内容だけで考えれば1・4の挑戦者は永田選手だと思う。
強そうなイメージからしたら中邑選手がいい。でも今回中邑選手が
武藤敬司からIWGP王座を奪取してどれほどの感動が生まれるかと
考えれば、難しいものがある。
ここ数年、新日本プロレスは中邑&棚橋路線でやってきた。
だからフレッシュさに欠ける。ぶっちゃけ「いまさら」である。
今年のG-1の後藤はその点で新鮮だった。
新たな感動だったのではないか。
それがいい感じに上がってきたところを、
武藤敬司の生け贄にされて…気の毒な話である。
棚橋、中邑に後藤が並んで新三銃士…これは理想的だったのに。
F野郎の私への反論として「前頭が横綱とやっちゃ駄目ですか?」
というのと「新日本に武藤に対抗する横綱がいますか?」という
2つがあるかもしれない。
1つ目は「駄目です」
2つ目は「いません」
となる。
ハッキリ言ってしまえば、今回のドームにはToo late
武藤にベルトを取られた時点でか、
もしくはその前から
誰かをビルドアップし始めなければならなかった。
私の出せる結論というか1・4の理想論としては
武藤敬司の王座防衛。
誰かが本当に仕上がるまで、それしかないだろう。
棚橋がいまのまま挑戦するとしたらもったいない。
勝つにしろ負けるにしろ中途半端すぎる。
本当はもう決まってしまっているんだろうが、
本当にもったいない。
もうちょっとタメがなきゃ感動は生まれないよ。